青桃太郎
本日で新延長は一周年······。本当にありがとうございます。
整理版の「エウセレス新延長〜リクリエイティヴエディション〜β版」を投稿しましたのでご勘弁を(即死)
ちなみに、今回の青桃太郎は初期から書いてあったものです(約一年間放置とかいう即死)(矛盾)(コーナーで差をつけろ)
そういえば、私の友達って姫路と古志野以外まともな人がいない気がするのだ。
稜葵は金の権力で何でも解決しようとしちゃうし。楓夏は······うん。レイは、よくわかんねぇや。
学校から一人での帰宅途中、青髪の子供、桃が自動販売機を持ち上げていた。
その目の前にはいかにも子供を誘拐しそうな黒ずくめの服の男が二人いた。
「桃ちゃん、自動販売機は武器じゃあないんだよ?」
男を一瞬で始末して桃に諭す。
誘拐事件が起きたばかりなのだ、敏感すぎなのだろう。
今日は桃と話しながら帰る事になりそうだ。
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「友達と絡みづらい?なら、私がその人襲うから、綾が私を倒して。」
桃が私の話を聞いて、私の手をそっと握ってきた。
「やめて!それ桃ちゃんがボッチで遠くの山の洞窟に旅立つパターンだよね!?そのあと私が泣きながら追いかけるパターンだよね!?」
「大丈夫、私、いつも一人で黄泉に帰れてる。」
「そんな気軽な道のりじゃないと思うんだけどなぁ······。桃ちゃんって、泣いた赤鬼っていう昔話知ってる?」
「知ってる。向こうでもナマハゲより有名」
「それはない」
「昔昔、鬼いさんとお婆さんが居ました」
「お兄さん!?いや、鬼いさん!?どうしてそこにお婆さん出てくるの!?桃太郎?桃太郎なの?」
「鬼いさんは山へ鬼狩りへ、お婆さんは川沿いのスパリゾートへ遊びに行きました」
「鬼が鬼狩りに!?鬼って山にいるの?てかスパリゾートてどんな年代だよ!あ、別にお婆さんの年代がスパリゾートに行ったらダメって意味じゃないからね!」
「誰に忠告してるの······。ん、流れるプールに脚を浸けていたサングラス婆さんでしたが、上流からドンブラコドドンブラコと赤鬼が流れてきました」
「サングラスっっ!どこのセレブシニア!?スパリゾートにサングラスってどこのセレブシニア!?そこにどうして赤鬼が登場?溺れてる?サイレントデッド?(???)」
「お婆さんはその鬼がたいそう美味しそうに見えたので引き上げ、半分に割ろうとしました」
「カニバ!?カニ婆さんリズムなの?老後健康のためにダンス始めました的な?」
「しかし、直前で意識を取り戻した赤鬼は飛び上がりお婆さんに襲いかかろうとしました。突然の事に驚いたお婆さんでしたが、その研ぎ澄まされた動体視力で赤鬼を捉え、上右下+強キックで赤鬼を蹴〜落〜としました」
「仙人?お婆さん仙人だったの?それに蹴落とすとK.O.とすを掛けてるね?ドヤ顔しても何もあげないよ?」
「ノックアウトされた赤鬼はその衝撃により真っ二つになってしまいました。すると、その中からブルーカラーの鬼の希少種が呼ばれて飛び出てジャガジャガしました。」
「鬼の生態ってどうなってんの」
「それを見たお婆さんはその子を珍しがりお家へ持ち帰り、可愛がって育成しましたとさ、おしまい。」
「そのスーパー鬼人レッドを超えたスーパー鬼人希少種スーパー鬼人ブルーってもしかして?」
「そう、この桃ちゃんのこと」
鬼って不思議だなぁって思いました。だけど、いつの間にか桃の後ろに黒髪ロングの和服を着た女性が立っていて、
「も、桃ちゃん!うしろ!」
「え?うしろ?」
桃とイザナミ様の目線が交わる。
「目と目が合う〜しゅーんk······」
「だぁれがお婆さんだってぇ?」
私の冗談が上から掻き消された。
「ひっ!そ、そんなつもりなかったの!皆が言ってたからつい声に出てしまったの!」
桃が慌てふためいている。
「そんな言い訳は聞かん!お前はこれから説教だ!」
イザナミ様が桃の首後ろを掴み引こじってどこかへ歩いてゆく。
「ホントに違うの!助けて!綾様助けてー!」
「ごめん桃ちゃん、私にもどうしようもない時があるの······。グッドラック!」




