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新延長:avenir or cmeptb  作者: 依冬×夜霧 裕
近代ジパング編
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インターンシップinミュージアム4

たいてい起承転結の結から考えてるから意外と結末が予測されて正当してそう······

リライト版で直しますのでストーリー簡略化しますね······

 今さらであるがラボの様子を説明しよう。

 ミュージアムの地下にあるこのラボは一般的な研究室のイメージのように白を基調とした部屋で家庭科調理室の二倍ほどの広さだ。勿論のこと台の上には調理器具でなく顕微鏡やらの扱いが難しそうな機械類が出揃っている。入口のドアから一番離れた壁には大きな透明ガラスが貼られており何やら広い空間がガラス越しに見られる。役員は十二人ほどで私の相手をしてくれるのは老人の男性博士と若そうな女性助手である。最後に、何故かインターンシップの人間は私だけのようだった。


 博士は低身長白髪で小太りしており、目付きは鋭く歴戦の猛者の雰囲気を醸し出している。助手さんはロングヘアを金髪に染めており、160程の身長でスリムだが組み合わせ良く冷徹クールな表情を見せる。


 そして私は博士アンド助手に連れられて廊下を歩み、ラボのドアの隣のドアの先へ行(ゆ)く。

 ドアが開く毎にドアと壁の隙間から流れ込んでくる冷たく湿気った空気が三人の衣服と髪を揺らす。

 文化祭の話を未だしてないのでここで述べるが、今の私は黒髪のままセミロング──肩にかかるくらいの長さ──にしている。ロングと名のつく髪型は虹の世界の幼児期──今も幼児期だが──以来だ。

 その鉄の扉は博士が少し押したあとは自動で前方へ徐(おもむろ)に開いてゆき、その先にある空間を私の赤い瞳(ひとみ)に見せつける。

 空間は奥行き数百米(すうひゃくめーとる)、横幅凡(よこはばおよ)そ五十米、高さ数十米。床の中央には乳白色の曲がりくねった棒や突起物の付いた連なった円柱や確信的な頭蓋骨······、Tレックスの化石が横たえ佇(たたず)んでいた。

「ほわ〜」と自然と声が出てしまった。

 その時、パッと白い照明が空間に光子の粒を存分に降らし始めた。

「真っ暗だったのに『ほわ〜』?」と助手さんが疑問の声を零す。

 私は身体を常に便利補正しているから暗視が可能だという事を忘れていた。そう、忘れていた。テヘペロ。

「つ、冷たくて暗くての『ほわ〜』ですよ!」助手さんに条件反射で誤魔化しを入れた。それを聞いた助手さんは「そうですか」と興味なさげに前方を見つめ直した。ついどっかの天使さんの顔が連想脳裏を過ぎった。

「恐竜の化石か〜、実は間近で見るの初めてなんだよね」

「ほーう、最近の若者は画面の中でしか見たことの無い物が多いと聞くが本当だったとわな。なんとまぁインドアな連中よ」

「いやぁ、あはは。下関(しものせき)の水族館でシロナガスクジラの大っきな骨は見たことあるんですがね」

「クジラの骨なんぞと比べるでないわ!価値が違うじゃろ価値が!」

「クジラから採れる石とかが塵(ちり)に積もれば価値越えると思いますがねぇ」

「話を摩り替えるな。竜涎香(りゅうぜんこう)はただの胆石(たんせき)みたいなもんじゃろが」

「知ってるじゃないですか」

「孫が香水マニアなんでちょいとな······閑話休題。わしはこの恐竜どもを現代に生き返らせる研究をしておるのだ」

「ひえっ······何そのジュラシックな究極危険研究(きゅうきょくきけんけんきゅう)」

「なんら危険なものか。ただ生き返らせるだけであって外に出すわけではない。カメレオンの変色能力も無いし知能増加能力も無い、そもそもティラノサウルスは動きは鈍(のろ)くて卵くらいしか食べないライオンのような生物だと学校で習わんかったのか」

「うちの学校はそこまでやんねっす」

「では是(これ)を習わずして何を習ってるというのだ?」

「理科科目は量子論に解剖生理学をやってますけど。オマケにそれっぽいものとしては家庭科や保健で栄養学とかやってますね」

「だ、だんだん進化してんだな学校て······」

「さぁね。うちの理事長の頭がおかしいのやら校長の頭がおかしいのやら。少なくとも担任は本人公認で頭おかしいけど。もしかしたら国がおかしいのかもね」

「はっはっはっ!国がおかしいのは周知のことだろう!······さて、研究の趣旨は分かっただろう?では、改めて我々の仕事を始めよう」

「戸室綾さん。貴女にはまず掃除の仕事をしてもらいましょうか」

「もしかしてアンタたち二人って心が通じ合ってないよね?」

「はて、何のことでしょう」と助手さんはソッポを向くのでした。

今のところ綾以外の描写書く気死んでるので一応作品内独自の単語説明

正常科学······私たちの普通の科学。

超常科学······私たちのとは別の、先人たちの科学。私たち側の人間が勝手にそう呼び始めた。人類は何かを区別することが大好き。

ムーン······月の裏側の先人たちの国。ここ最近は政治とかがヤバい状況。

アトランティス······海底の先人たちの国。

ディード······地球に降り立ったムーンの人々のこと。意味は合成語だから思い出せない。

アドナイ······現地の人々の「我が主」の意味。

イアゼウスパス······スマホの二十年後くらいの端末。ウェアラブルデヴァイス。

虹の世界······メタトロンが元々あった地形的裏世界を能力で弄ったもの。北欧神話や電気製品などが好奇心的にお気に入りの模様。空間的裏世界ではない。

神道術······人の身で使う神の能力のこと。

異法則······綾があとあと扱う別宇宙の物理法則。

神剣テロス、フィーニス······次章で出ます。

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