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新延長:avenir or cmeptb  作者: 依冬×夜霧 裕
近代ジパング編
67/113

第65話 海水浴:深海3

世界編書きたくなった

〜〜スキップ〜〜


 伊織の無線のお陰で助けが来るのはいい事だが、いつレスキューしてくれるのか不明である。わざわざ変な虫がいる遺跡に足を踏み入れる気も毛頭ないし、とりあえず二人の食糧が必要である。

 いつも通りに麦etcを作ろうとしたところ······パンが出来た。

「わー!パン作れたよ!麦を通り越してパンだよ!」

 パンを中空にポンポン作りながら食糧難の二人に報告する。

「うーむ、昔の人達が食べてた美味しくないタイプだ」

「古代味ですね!」

「古代味······」

「塩を入れたらいいんじゃないか?フランスパンは確か、その要領だったはずだ」

「なーるほど。塩を付け足せばいいんだね!」

 即実行である。

「しょっぱい」

「てか辛(から)い」

「てかアンタら辛(つら)い」

「それは勿論、毎日高級っぽいものを食べてるものですからね。舌が肥えてるんですよ」

「そして、肥えた舌からは良質な野菜が収穫できると?」

「良質な罵倒なら収穫できますよ?」

「え、何それ言ってみて」

「※ね豚」

「「············。」」


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


────十日後。

 稜葵がやせ細っていた。

「ええっと······タンパク質が必要って感じ?」

「そうですね······。何か肉類でもあればいいんですが······」

「よし、こっち食べていいよ」

 稜葵に左腕を差し出す。

「え?綾ちゃんってそっちの腕は鉄塊なのでは?それに、人肉、しかもお友達のを食べるなんて私には出来ません」

「左腕は回復魔法で生やしたから大丈夫なのになぁ」

 回復ってより蘇生であるが。

「伊織は食べる?少し前より痩せてるっぽく見えるけど」

「では頂こう」

 ガブリッと伊織が噛み付いて私の左腕の肉を食べる。これが噂の肉食系男子というものか。

 痛覚は勿論完全遮断している。痛みの大きさと、結果が目に見えてるのに態々(わざわざ)痛みを味わおうなんてマゾのする行為だ。

「人肉は子供や女が美味いっていうからね、私のは将(まさ)にジャストミートって感じなんだよ」

「えぇ······どうしてそのような事を知ってるんです?」

「趣味」

「結局(けっきょく)質(たち)が悪いんじゃないですか!」

 腕と伊織の口から血が滴(したた)る。血液のいい香りが鼻を刺激する。十日越しの癒しだ。

「あ、今さらだけど寄生虫とかそんなの居ないからね!!工夫に工夫を凝らした安心安全の腕だからね!!」

「そんな事はどうでもいい。鼻より耳を澄(す)ませろ。何か来るぞ」

「何か来るって、助けじゃないの?もう十日も経(た)ってるんだしさ」

「足音パターンからして例の虫擬(むしもど)きだ。数も前回の比ではない。早く腕を治して準備にかかれ」

 そう言い、伊織は壁際に立掛けていたダイヤ剣を手に取る。

余談ですが、後々、若しくはリライト時に二日目を足しますね

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