第63話 海水浴:深海1
いおりたんは迅ちゃんの可愛い後輩♡(謎予知)
スペシャルのダイジェストは大阪の伊織チートかましたら消しますね
まぁ、確実に来年まで余裕で見れるってことで
下手すれば明後年まで······?
空気笠の外部下方に鎖とそれに繋がった鉄球を取り付ける。そして、内部の底に網状の足場を作り、そこに足を乗せさせる。水面から水が迫ってきて空気が圧縮されるので、さらに圧力操作で絶妙なバランスを保つ。
〜スキップ
ぴしゃっ、ぴしゃっ────
「いったた······」
ふと目が覚める。態勢は、冷たい砂浜に身体下半分を海に浸かせ俯せ。隣を見やると伊織が海水に顔面を浸けて俯せ寝······。
「ひゃーっ!大丈夫!?生きてる!?呼吸ある!?」
急いで海水から引き上げ、揺さぶる。
「どうしようかどうしようか!くっ、人工呼吸するしかないか······!」
唇に唇を合わせようとする。緊急事態だ。仕方ない。
「ぶわっ!げほっ!ごほっ!」
唇が当たる直前、伊織が息を吹き返した。
私の顔面に伊織の吐いた液体が吹き飛んできた。汚い。
「どうした?顔が近いが?」
「なんでもないです無事なようでなによりです」
「無事、か······」
伊織は上、下、右、左、前、後、斜、隈無く辺りを見回す。
私もつられて辺りを見回す。
上には岩の天井、下は砂浜、右は岩の壁、左も同様、前方には砂浜と岩の壁に囲まれた円状の海水面、後方には洞窟の穴が続き、その奥には人工物なのか四角く整った通路らしきものが見られる。そして、その全てが淡く黄色い光を放っていた。
イアゼウスパスは圏外を示していた。
「有り得ない空間だ······」と伊織が呟く。
「確かに、マリアナ海溝にこんな遺跡チックな場所があるなんて聞いたことないもんね」
「いや、そうじゃない。"物理的に"この空間は有り得ないんだ」
「物理的······?なによそれ」
「深海に空気を持っていくと、どうなる」
「そりゃ、メチャクチャ小さくなるの一択······あー、そういうこと?」
この法則でいくと、この空間は空圧がとんでもない事になってしまっている、ということになる。
「まぁ、どういう原理でこうなってるのかは分からん。だが、俺にはただ1つ、この状況下において何よりも知りたい事柄がある」
「知りたい、事柄?」
「お前の特殊能力だ、戸室綾」
「ほぇ?なにさ」
「俺は最初、お前はクリエイト系と強化系のダブルだと思い込んでいた」
「うんうん」
「だが、お前······固有系のトリプルだろ」
「えっ?固有系なのは認めるけど、トリプルではないよ。流石にないよ。ないない。ないないおばさん」
「いいや思い出せ。海流に飲まれる直前と直後、お前は何をした?」
「何って言われても、能力発動限界に達した時に、火事場の馬鹿力だ〜って感じに一瞬だけエネルギーが2倍になったんだよ」
「なら、あの意味不明な物は何だ?俺の目の錯覚か何かか?教えろ、これは命令だ!」
「あんなの私にも分かんないよ!この能力、謎が多すぎるんだよ!物が作れたり作れなかったり、エネルギーが無くなったと思ったら急にマックスの倍量になって、そしてすぐ一瞬で全部無くなって。とにかく分かんないの!これでいい?文句ある?」
「文句おおありだ!いいから思い出せ、どうして俺は水深九千米に投げ出されて生きていられた!」
「分かんないって言ってんじゃん!何が水深九千米に投げ出されて生きていられた、よ。アンタが強化系の能力者だからじゃないの?」
「あのなぁ······。強化系能力は通常、筋肉やら骨に内臓、これらを強くするのが発動効果だ。それこそ深海の水圧で細胞が変形しないほどにな。だが、呼吸はどうだ?この能力も酸素ありきでの発動だ。つまりあの時呼吸が出来ていなければ俺は、今頃窒息で野垂れ死んでいることになる。だからな?流されてる途中、少し試してみたんだ」
「試してみた······って?」
「深海での能力のオフだ。そうしたら、どうなったと思う?」
「潰れるんじゃないの?」
「何も、なかったんだ。本当に、呼吸不要、水圧無効。お前さ、呼吸不要水圧無効だよな?つまりな、お前なんだよ。俺の身体に変な施しをしたのは!答えろ!俺に何をした!」
「だっから分かんないって言ってんでしょ!しつこいねホント!分かんないもんは分かんないの!そんなに気になるんなら勝手に実験でもしてればいいでしょ!」
険悪ムードとな将にこのこと。
しかし、雰囲気をぶち壊す存在がバタバタと現れる。
「あーっ!綾ちゃんに伊織!助けてください!メーデー!メーデー!!」
遺跡の奥から稜葵が何かに追われながら走ってやって来る。その姿は宇宙服ではなく、彼女の水着である。
だーんだーんと節分まで投稿率落ちますよぉ申し訳ない······




