第62話 海水浴6
ユニーク1000突破ありがとうございます!
何の数字か未だによく分からないけれど()
これからも来年夏までプロト版応援よろしくお願いします
「一刻を争うって、どのように?」
「海流や生物のせいで服に穴が空いてしまったら、溺れてしまうだろ」
「あぁ、オッケーオッケー。······で、どう探すの」
「マッチョ共には飛行機で上空から、俺たちは海底を歩く」
「海底を歩く?何バカげた事を······って、モーセ歩行!?無理無理!エネルギーすぐ尽きるって!」
「それをどうにかするのがお前の仕事だ。」
「仕事って投げやりな······。あ、そうだ」
身につけている水着を着たまま燃やして、瞬時に私服を身体に纏わせる。いつものジャージとホットパンツだ。
そして、まるで金魚鉢をひっくり返したような大きな空気笠を作り出す。
「コレの中に入って歩けば完璧でしょ!」
「グッドだ。それでは行くぞ」
「えっちょっうわぁ!」
伊織が私をお姫様抱っこして空気笠に入り込み、海中へ突入する。当然、モーセは解除し、割れていた海がバシャーンと後方で飛沫を上げる。
「いってらっしゃーい」と楓夏が手を振ってくる。
海面を見てみると、楓夏の他にもマッチョメン達が手を振ってくる。揃いも揃って陽気なものだ。
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「なにこれ、深くない?」
空気笠の中、伊織のお姫様抱っこから降ろされることのないまま前方を見やり呟く。
海底を──伊織が──歩いてきたけど、突如として大きな谷が行く手を阻んできた。
「マリアナ海溝だ。世界一深い海。稜葵の反応は恐らくこの下だ」
「ゑ、宇宙服で深海って······無理よね?死ぬよね······?」
「いいや、そんなことは無い。お前の考えてる宇宙服ってのは数十年か昔のものだ。そもそもだ、生身で深海潜れる時代に宇宙服で深海に潜れないわけないだろ」
「確かにそうか。それで、行くの?若しくはオキシブロック持ってくる?」
オキシブロックとは、肺に埋め込んで呼吸無しにガス交換できるというフリーダイビング選手が最も嫌う化学アイテムだ。空気を必要としない為、深海の水圧で肺が潰される心配が無くなるとのこと。機会があれば読み込んでおきたいものだ。
「オキシブロックは希少だしすぐに調達できない。それに、知らないだろうが、もしあったとしても準備に非情に時間がかかる。今すぐ飛び込めるのならばそうするが、いけるか?」
「うん。ばっちしOK。」
許諾に応じ、伊織が無言で谷へ飛び込む。
そして······。
深海スタートです。3章でするつもりでしたが、序なので門を開けさせてもらいます。
2章はまったり、3章はアドベンチャー、4章はうぎゃーって構成なので参考までに




