第40話 インビジブルオブデス5
プールで2対6なのに何故かボッロカスに負けた私達は、終了のチャイムという解放のメロディーの仰る通りに着替えへと移行する。
すると、レイの制服がズブ濡れなのを思い出す。
「ねぇレイちゃん、制服大丈夫なの?」
「平気······じゃあなさそうだね。」
レイがロッカーの中から衣服を摘まみ出してそう口に出す。
「下着が私のと同じのでいいなら、あげようか?」
「うんうん!いるいる!それでいいよ!むしろ綾ちゃんのが欲しいよ!」
「へ、へぇ〜。き、気にしないんなら別にいいけどさ······。」
そう言ってレイに服を作って渡す。
「あ、綾ちゃ〜ん。ブラ小さいよぉ。」
「うぐっ、痛いところをつきよる······。」
スク水以外の巨乳用は持って来ていないので、ブラやシャツを着る為にプールが終わってからは、胸は萎ませてある。
「うーん、どうしようか。そだ、包帯巻く?」
包帯を作って、胸に巻くジェスチャーをする。
「うん、それにしようかな?」
包帯を受け取ったレイは包帯を巻こうとするが、上手くいかない。
「手伝おうか?」
「お願い」
後ろに回って包帯を巻いてあげる。ついでなので、櫛と温風で髪をといてあげる。
綺麗なストレートヘアとなったレイは可愛らしく、否、美しくなった。大人な女性という雰囲気を醸し出している。
それにしても、何処かで見た事がある様な······?
「ふしだらだと思ってましたが、整えさえすれば中々綺麗なものですね」
稜葵が顔を突っ込んでくる。もちろん制服姿である。
「そういえば、その髪の毛の色は何なのですか?私の知る限りではその様な髪色の人種は存在しない筈ですが。」
「あぁ、これは生まれ付きだよ。小さい頃、よく他の子にバカにされたりしてたんだけどさ。染色を考えてた時、親友にこの髪が可愛いって言われたんだ。だから、今となってはこの髪色は、私の数少ない宝物なの。」
レイが少し俯きながら稜葵の質問に答える。
私としては、そこよりもレイの口調の方が気にかかるけどね。フワフワだったりクールだったり。
「あぁ、いい話だね〜。楓夏鳴いちゃうよ〜。ぴーひょろひょろ。それよりさ、私は天野さんの髪色なんかより綾ちゃんの髪色の方が気になるんだよね〜。」
楓夏が稜葵とレイを茶化しながら私に目をやる。詳しくは私の髪の毛に、だ。髪色と言われても私の髪は黒色のはずであるが。
「あら、本当ですね。綾ちゃんの髪がピンク色になっています。」
そう稜葵に指摘され、ロッカーにくっ付いてる鏡で髪を確認する。稜葵の言う通りピンク色である。普段から肉体操作で黒色にしているのだが、気が抜けるとアリシアと同じピンク髪に戻ってしまうのだ。
「ピンク髪は淫乱ってよく言うよね?淫乱っぽいことしてみてよ」
「はい残念、一瞬遅かったね〜、楓夏ちゃん?」
瞬時に黒髪に変えた私によって楓夏の陰謀は崩れ去ることとなった。
「おぉ〜、綾ちゃん今の凄かったねぇ。どうやったの?魔術?」
「魔術では無いんだよねぇこれ。」
眠いから秘技途中切り




