第38話 虹の死界3
どうも、頭がお花畑の依冬です。本作に伏線なんて物は無いので脳死で読められますのが美点です。
五歳の時の竜王来襲から2年の時が過ぎ、私もついにこの虹の世界で七歳を迎える。誕生日にはクソ天使がサプライズしてくるイベントもあった。ちなみに、ジパングでは六歳から小等部に入るのだが、ここでは学校というものそのものが無いらしい。病弱で屋敷に篭ってた頃の私の人生の中でも、学校という概念そのものが無かったような気もする。
私という存在は生まれ変わって3年経過すると、その前世の記憶が蘇るのだが、この世界への転生においては産まれた瞬間から記憶を保持しており尚且つ戸室綾だった頃の私が思い出した前世の事もよく覚えている。
私の魂が幾度となく転生と死を繰り返していると、魂レベルで分かるから思えるのだが。このような現象は初めてなのだ。記憶を取り戻すのは生後3年、取り戻せるのはその時の生の前世のみ。
あの転生は私の呪いそのものに関係のあるものではなく、私は"未だ戸室綾という存在なのではないのか"と、そう、どうしても考えてしまうのだ。
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虹の世界唯一の街からそれほど遠くない丘の上に、大きなログハウスが建った。建てたのはアリシアとアリスとクリスバードである。
竜王に家を半分ほど灰にされた私達4人家族は、どうせならという事で新築する事にしたのだ。建てたのは上記の3人であり、私は材料や道具の提供である。私は不器用という事を理解しているので、わざわざ自分から指を金槌で潰さぬよう立ち回ったのだ。
私の生産の能力は未だ肉やパン等さえ作れないが、植物なら容易に作れるようになっている。まぁ、順序を積めばパンを自力で作れなくもないが、この場合私の謎の不器用さが発動して美味しくならない。前世と同じく麺類だけなら普通に作れるのだが······。
この世界では土地の所有という概念が無いらしい。なので、広大な土地を使って畑を作る事になった。菜園は娯楽の1つとして扱えるし、尚且つ収穫した物を食べられる。それに、街へ行っても種しか売っていない植物もあるので、読み取りのストックを増やすという点においても丁度よいのだ。
この世界には季節というものが無いのだが、何故か夏にあたるであろう時期のみに実を作るもの等と、一定のリズムで採集サークルが形成されるのだとか。
なので、竜王の時から何故か私を少し避けているアリスが、春夏秋冬それぞれバランスよく収穫できるように種の調整をしている。
「わぁ、ハウスじゃない苺が視界いっぱいでお腹いっぱいだよ〜。」
「もう、私の血を引いているのだからお腹が満たされる事なんて無いくせに。」
私の感想に対しアリシアはそんなことを言う。
「お腹が満たされないのと同時にお腹が減らないってのが重いんだけどなぁ。」
「あら?そっちは調整出来るはずよ?」
「え、マジなタイプ?」
「ええ、やろうと思えば可能よ?イメージするなら、空腹は最高のスパイスって感じかしら。」
辛いんで朝続き書きます




