第35話 ジャンヌ革命1
────歴史誘引。
この世界では275年の歴史分岐より、度々旧史で名を馳せた人物が現れることがある。旧史と同様に名を上げて広く知られる者もいれば、目立たずひっそりとその生を終える者もいる。これを、歴史誘引と名付けられた。
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よく編み込まれた金髪に、青い瞳の美しいドレスを着た少女。ジャンヌ・ダルクは、ギリシアのアテネに来ていた。彼女が率いるはそこら中から掻き集めたスラムの人間達である。ローマ・ギリシア帝国ではスラムを徹底撃滅をモットーにしているが、流石に全て消せるわけではない。尤も、スラムの人間というものは消しても消しても無尽蔵に増えてくるぷ●ぷ●なのだ。
そんな軍勢を連れて何をしに来たのかというと。ジャンヌは大きな門の前で先頭に立ち、口を開く。
「たのもー!皇帝イヴを暗殺しにきた!!」
この世界のジャンヌはバカであった。暗殺の意味をよく分かっていない。
すると、大きな門がジャンヌの声に応じるかのように開く。門の中には1人の青年がいた。髪が金髪と白髪に左右で分かれ、瞳も青と赤のオッドアイ。
「こんな朝っぱら煩ぇなぁホント。俺じゃなけりゃあ問答無用で死んでるぜアンタら?」
「ん?誰だお前?私が呼んだのは皇帝イヴの筈なんすけど?」
「その前に名を名乗れ。まぁ、言わずとも統計的に、ジャンヌ・ダルクだろ?お前」
「おぉ、よく分かったな!分かったなら、分かったなりにさっさと皇帝イヴを出せよ。」
「そう言われてもなぁ。だがまぁ、ウチの最高権力者の命を差し出せと言われて、易々と『はい、そうですか』って差し出すのも俺の癪なわけ。」
「なら、どうしたら出してくれんの?」
「答えは単純明快、俺を倒せたら会わせてやろう。ほら、剣を持て。ただのバカではないのだろ?」
「え?剣?私ってばそんなの持ってないぞ?」
ジャンヌは周りをキョロキョロ見回す。すると、後ろにいた盗賊っぽい男と目が合う。
「じ、ジャンヌの姉御!俺のを使ってくだせぇ!他の奴らの持ってるのよりか充分マシですぜ!」
そう言い、盗賊男はジャンヌに見るからに新品の鞘に入った剣を渡す。
「うん、綺麗で強そう!······、私はジャンヌ・ダルク。フランス地方の一流貴族だ。」
「ほう。ガチのバカだと思ったが、多少の心得はあるのだな。俺はコードネーム:アレス。皇帝イヴの右腕だ。」
時間無いのでこれ上げます。




