第32話 インビジブルオブデス1
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「クソビッチの野郎、転校翌日から早速休みかよ死ね。」
朝のホームルームでババアがそう口に出す。
「え?レイちゃん休みなんだ。」
「昨日はあんなに元気でしたのに、どうしたのでしょう?」
今日はプールの授業があるというのに。肉体操作で巨乳にして下克上しようと思ったのに。
そういえば昨日貰った五円玉、さっそく昨日使う機会が来たんだけど。あの子もしかして予知能力者か何かなのかな?
この世界には極稀に突発的特殊能力者や先天的特殊能力者が現れる事がある。ただ魔力が強いだとか、そういう単純なものではない。
旧史には魔力という神秘文明は存在していなかったので、此方は未だ科学より研究が進んでいない。
ちなみに私の肉体操作と、神道術と呼ばれる異能もそれに含まれるであろう。
今回はそんな能力に苦しみ悩む少女の話である。
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「え!?綾ちゃんってそんなに胸あったっけ!?」
「ふっふ〜ん!実は今までの私の胸はアンタ達の幻覚だったのだ!」
もちろん嘘である。心は痛まない。私の心は胸と共に鋼を得たのだ。
更衣室で着替えてる最中、そんな会話をする。
「ええい嘘だ!揉みしだいてシリコンか確かめてやる!」
「うあっ!やめろ!!豊胸手術なんかじゃないから!んっ、やめろいや!!」
楓夏が背中を取ってスイカを鷲掴みする。
しかし、私の咄嗟の判断で胸を萎まし、腕を掴む。
「一本背負い!!」
「ぐっふぅ!!」
手加減無しの背負い投げをぶつけてみる。
大丈夫だ、忍者はそんなに脆く出来ていない。
「もう!けっこう痛いじゃないの!」
「私の後ろに立つな······。」
イケボで反論してみる。痛いのは此方のセリフである。
もう一度胸を膨らまし直す。
「先に行っとくよ?アンタ着替えるの遅いんだって。」
「あぁ、綾ちゃんの胸がデカかったものだから、つい。」
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この学校のプールはそれなりに大きい。日本州3大都市国立校の名は伊達ではない。幼小中高大一貫というのもあるが、屋内温水プールというのは非常にポイントが高い。
ただ、指定のスク水強制というのが玉に傷である。
通常サイズのプールが四箇所あるが、私達が全て使えるというわけではない。必ず幼小中高のいずれか2組以上で同時併用するのだ。ロリコンやショタコンには猛毒のシステムである。
今回はうちのクラスと中等部のクラスの同時併用のようだ。年の離れた知り合い同士が話している光景が見て取れる。
そんな中、見るからに皆から避けられ、独りでプール際に突っ立っている少女を見つけたのだった。。
来週まで投稿率落ちます。




