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鳥の骨? 肉じゃなくて骨?
願わくばとんこつも可!
佳代様のご要望は鳥の骨だった。
肉では無く骨。
料理長に何度も確認するも、鳥の骨。
鳥の骨?
どういう事だ?
だが、ここ数日の体調の優れない佳代様を元気にする為と言われれば、手配するしかない。
養鶏所に手配すると、王命もあって即日届けられた。
ただ、骨だけとという指示は理解できなかったらしい。
確かに、骨だけはありえない。
厨房に届けると、気迫に満ちた料理人達が待っていた。
何これ、怖い。
「どうかしたのか?」
昔馴染みの調理長は、一際気合を込めて包丁を研いでいる。
「我々は今から未知なる料理の道に進む。数日で我が国の料理の歴史の大きな変化をもたらすに違いない」
もう、随分と変化していると思うのだが、余計な事は言わない事にする。
少なくとも、何かはあるようだ。
「では、これから作業に入る。佳代様のご期待に応えられるよう全力を尽くす!」
「応!」
「まずは完璧な下処理を行う。いいか、野郎ども!」
「おおおおお!」
なんか怖いので厨房から出て自室に戻る。
厨房からは更なる歓声が上がった。
これから料理、だよね?
出汁が欲しい!




