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2話 女神レイン様からの罰

「あ~、あと女神でもあるね」



 自称女神...



 ———イタい子か?



「ねぇ..ボクを変な子を見る目で見ないで欲しいんだけど...」



「まぁ?ボクを変な目で見る事自体は否定しないよ?」


「ボクくらい可愛い子を前にしたら、当然それなりに性の欲望を抱えてしまっても仕方ない!!」




「いや、俺..貧乳無理だから無いわ」






 それを言った瞬間にレインの表情が笑顔のまま固まり、

 急に再びなにも無かったかの様に喋り続けた。




「そう!もし今ボクは君に押し倒されても、ボクのが弱く貧弱な肉体では抵抗など出来ない!!」



「だから俺は貧乳には興味とか———」



「レインの神判!!憤怒の雷!!」




 レインが怒り、何かを言ってすぐに

 体験した事のある感覚がした。



 体が痺れ、熱を感じる———


 大きな音と同時に体を焦がす様な痛みと

 同時に光が体を包んだ。




「あ、やべ」


「勢い余って、焼いちゃった」



「まぁ、死んだ後に二回目は死ねないから良いか!」




 嫌な予感がする...



 あの瞬間の痛みと今の痛みの共通点、

 そして今のこの謎の空間と状況...



「なぁ、俺この痛さ知ってる気がするんだよな」



「———なにしやがった?」




 レインの表情は一瞬で青白く染まり、

 慌てて弁明し始めた。




「待って!!全部君の為なんだ!!」


「現世で君に寄る虫を1匹ずつ消すより、君をボクの世界に招待する方が効率的だって気づいたボクを褒めて欲しい!」



「ボクは君の為に、考えたんだ!!」


「君に好意を向ける人間を全員を排除するか、君をボクの物にして誰を近寄らせず、誰にも近づけさせないか!」



「だからボクは選んだんだ!!」



「君を愛する為に!君に愛される為に!」


「可愛いでしょ!?健気でしょ!?献身的でしょ!?」




 レインは俺の肩を掴み、顔を近づけて微笑みながらゆっくりと語って来た。 





「まずは治してあげるね」






 全身が痺れて腕が動かせなくなり、レインの顔が迫って来るのを見るしか出来なかった。



 レインから口移しで、形の無い煙の様な何かが喉の奥にぼたぼたと流し込まれ、


 更に気持ち悪い感触の生温かくて、舌に少し張り付く様な生肉に近い何かを飲み込まされる。



 何故か数秒も経たずに回復し、身体が不気味な程に軽くなった。






「———なんだこれ...」



「僕からのプレゼントだよ♡」


「僕の細胞と神気だよ!」


「これで君の体内にはボクの一部が存在してて、時間が経ちボクが継続的に神気を与え続ければ半神にだって成れる」




 ———このままだと絶対何かがヤバい


 今はこの状況を変える行動を何かしないと...




「この行動も、目的も全ては愛———」



「お前の愛は要らない!」


「俺はお前見たいな女は好みじゃないし、お前の思う通りになるのは特に嫌だ!」



 レインの表情が凄く暗くなり、見えなく...

 いや、この変な空間自体が一気に暗くなってしまった。



「違う!!君はそんな事言わない!!」


「ボクの君は———そんな人じゃない!!」



「俺はお前の思う通りには———」




 ———あれ?  何かおかしい




 視界がグラつく———


    音が———遠い———




「君を愛してる———」


「だから———早くあきらめてね———」




   コイツ...


     ———魔女の間違いだろ



 

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