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スズメバチ  作者: 火水
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その後のこと

家族からの情報で、どうやらスズメバチの巣 作りかけの巣は、家の向かいのお宅の

とても広い敷地の一画にできていて

駆除業者が来ていたみたいだ

駆除業者は、来てるのかな?くらいにしか分からず、夜間に作業は行われたようだった


それでも、しばらくは

スズメバチが1匹いた


本当にただ1匹だけ


隣の樹々の間を、初めて見た時と同じように、


人間には分からないのだけれど、

何となく、ただ、同じ仕事をしているみたいに



しばらくして、

『あれ、この頃スズメバチ見かけないな』

という、安堵の中

道路にスズメバチが落ちていた


触ることもなかったし、耳の横でホバリングしたハチと同一なのかは分からない


巣を駆除された時、その周辺にいなくくて、巣に帰れなかった

『戻る蜂』というものなのか、それともまた、違うコロニーの個体なのかは

分からない


ただ、「冬蜂のいきどころなくあるきけり」という句が浮かんだ


路上の鉢の 死に所だったのかもしれない

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