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スズメバチ  作者: 火水
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スズメバチとの邂逅 その2

スズメバチに追いかけられるなどという経験は、今までなかったのですが

正直なところ『何で』という思いがあって、

もし次に出会ったらどうする?という恐怖から調べまくりました

駆除や忌避剤 色々です


それは、杞憂ではなく

数日後にやってきました

玄関で、スズメバチと遭遇


息を整えて、ゆっくり腰を下ろして動かない

『決して手で払ってはいけない』払わない


耳元でスズメバチの羽の音が聞こえる

『動かない』動かない


禅僧かと思うくらい 動かなかった私は偉い

『偉い 偉い』それは、違う


無心とは、虫を無視する事

そんな、境地に行き着く前に

スズメバチの羽音は聞こえる

左耳のすぐそば

目の視界の中にも、しっかりいる


左耳のすぐ近く 5cmにも満たないところで

数秒ホバリングした後、後頭部で羽音がする


じっとしている

ただ、目を半眼に、茶道部の部活が始まる

あのひとときのように、瞑想のように


羽音が聞こえなくなって、

『静かに、ゆっくり、後退りして』

私は家の中に入った

 

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