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いよいよファスタリアへ

「本当ですか総帥?」


「あまり強そうに見えんな」


「なにかの間違えんじゃ」


三者三様の反応していた。まぁ一介の高校生が参加するなんて反感されて当然だろう。


「俺は、みなさんの邪魔はしません。母の薬の原料を手に入れるためにファスタリアに行きたいだけなんです。なので―――」


言い終わる前にガタイのいい男に胸倉を掴まれた。


「お前ふざけているのか?」


く、苦しい。なんだこいつは?


「君はこれから我々が何をするか知らないようですね」


何を?それぐらい知っている。


「ファ、ファスタリアとの貿易じゃない・・・のか?」


「ええ正解ですそれともう一つあります」


もう一つ?何だ?


「戦いだよ坊主」


「た・・・か・・い?」


「豪、放してあげなさい」


「ふん」


俺は地面にたたきつけられた。でも息が吸える。


「わたしたちはファスタリアに行き[十二士]といわれる邪神の復活を目論むものたちの討伐する使命をおびるわけですよ」


十二支?干支かよ


「[十二士]はそれぞれ子・丑・寅・辰・巳・馬・未・申・酉・戌・亥と刻まれた[オーブ]を持ち我々はそれを回収するのが目的です。ちなみ十二士はこう書くので気をつけてくださいね」


メガネをかけたを人が地面に[十二士]と書いた。


「あっ、そういえば自己紹介がまだでしたね。わたしの名前は茎支葵って言います」


「・・・草薙翔だ」


にこやかに笑っていたがどこか胡散臭さは感じていた。


「ちなみに今あなたを投げ飛ばしたのは葉柱豪」


葉柱豪?どこかで聞いたことがあるような?


「去年の空手重量級の金メダリストだけど知っていますかね?彼、テレビの取材すべて断っていますからね」


思い出した。空手部の奴らがさわいでたな。


「そしてそこのナルシストが」


「だれがナルシストだ。聞け私の名を。私は由緒ある花形家の嫡男、花形皇だ」


決めポーズなんてしているしナルシストってのは、本当みたいだな。


「おい、草薙、お前には無理だやめておけ。母親の薬の原料を手に入れるなんて理由じゃ、やってけないぞ」


なんだこいつは喧嘩なら買うぞ。


「あぁ?ならあんたは高尚な理由があるんだろうな花形さんよ」


「私の目的は次期花形グループの総帥になることだ」


俗物的だな。そんなやつに文句を言われる筋合いはないな。


「そうかい」


「なんだその態度は」


「金と権力が目的ってことだろ」


「違う私は」


なんだ?違うのか?


「静まれーーー」


総帥の一喝で静かになった。


なんて気迫だ。こんなのはゲンさんやサスケさんクラスじゃないか?


「もう時間じゃ」


地面が光り輝き始めた。なんだ?何が始まるんだ?


「私はお前を認めないからな」


花形が光の中に入ったら姿がなくなった。


「死ぬ気があるなら来るがいい」


葉柱が続いた。


「もしファスタリアに来るならよろしくお願いしますね。ちなみにわたしは君より年上なので茎支さんって呼んでくださいね」


俺と総帥だけになった。


「どうしたかね?怖気づいたかね?」


「まさか、行くよ」


俺にだってファスタリアに行く目的がある。ここで引き返す選択肢は俺の中にはないんだよ。


「うむ、おっと一つ言い忘れておった。君は地球から代表者[テラ]なのじゃ。くれぐれも両世界に亀裂がはいるようなことはするでないぞ」


テラ?そういえばさっきもその言葉を言っていたな?ラノベとかだと[勇者]が多かったが・・・まぁいい。


「肝に銘じるよ。じゃ、いってくる。あっ、ゲンさんにお礼言っておいてくれ」


ゲンさん、俺頑張るからね


「・・・伝えおこう」


俺は光に向かって歩き出した。

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