王女の誘拐
その日夜、騒がしい音に目を覚ました。
「なんだ?」
「旦那」
ピアーズに促され部屋の窓から外を見てみると、ローブに身に包んだ集団がいた。
「どうするっすか?」
「決まっている」
ローブを着た襲撃者は一軒、一軒調べ、人を村に中央に集めた。
「宿屋にはだれもいなかったぞ」
「え?」
「なんだ?」
「いえ、なんでもありません」
宿屋の女将は3人のことを話さなかった。
「これで全員か」
「さて王女さんよ、一緒に来てもらおうか?」
「この方を王女と知ってこんなことやってどうなるかわかっているんだろうな?」
アデリーヌの護衛のアリシアは睨みつけたが、襲撃者はにやにや笑うだけだった。
「もちろんだよ」
「連れて行きなさい」
「お、潔いいな」
アデリーヌとアリシアは抵抗せずに襲撃者に馬車乗せられ連れていかれた。
「ふうー。助かったな」
「あいつら姫が目的だったのか」
「金品と食料盗られたぜ。畜生」
襲撃者がいなくなって、安心したのか村人は愚痴り始めた。
「襲撃犯はどっちにいった?」
「あんたたちどこにいたんだい?」
「屋根裏に隠れさせてもらった」
「あんたたち、隠れてないで助けてくれればよかったのに」
「3人であの人数を相手にしろと?」
「え?あー・・・」
「そんなことしたら、お前たちの誰かが人質になって動けず、殺されていただろうよ」
「「「・・・」」」
村人たちは黙った。
「それでどっちに行ったんだ?」
「あっちだ」
「よし、いくぞ」
2人は頷き、移動していると、仮面を着けたメイドがついてきた。
「なんだこの者は?やつらの仲間か?」
ディア剣を向けたが俺は下げさせた。
「彼女は王女の護衛だ。前に一度会ったことがある」
「クサナギ・ショウ様とお仲間でよろしいでしょうか?」
「ああ」
「姫様を助けるために手助けお願いいただけますか?」
「そのつもりだ。ピアーズ、先行してくれ」
「うっす≪サイレント≫」
ピアーズは先に行った。
「【盗賊】を仲間に・・・」
「何か問題でも?」
「いえ、ありません」
「で、援軍は来てくれるのか?」
「伝書バトを使って、応援を呼びましたが・・・」
いつ来るかわからないか・・・
「俺たちでやるしかないな」




