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アマデウスの厳しさ

「旦那あの子どうするつもりっすか?」


「アマデウス支配領域近くまでは送るつもりだ」


前で話しているディアとシャルロッテを見ながら言った。アマデウス支配地域は俺たちが目指しているファージの先にあるみたいだからな。それくらいなら問題ないだろう。


しかしピアーズは浮かない顔だった。


「どうした?アマデウスは嫌いか?」


ヒューマンと敵対しているアマデウスでも、何もしていないやつが理不尽な目に遭うのは俺の主義に反するので、ピアーズを説得するしかないか。


「いえ、俺が気にしているのはそこじゃないっす」


あ、そうなの?深読みして恥ずかしいな。


「はっきり言ってくれ」


「オレも噂でしか聞いていることなんですけど・・・」


「かまわない」


「アマデウスってのは強さが全てで、彼女の種族、ラビット系は最弱で地位がメチャクチャ低くいらしいっす」


まさに弱肉強食の世界ってことか。ん?待てよ。


「ってことは・・・まさか」


「アマデウス支配地域から逃げ出した可能性があるっす」


アマデウス支配地域にいても、ヒューマンの支配地域にいてもこの子は幸せどころか、まともに暮らせないのか。どうすれば・・・そうだ、俺たちの仲間にしよう。そうすればこの子を守ってあげられるしな。


「ピアーズ」


「わかったっす」


「俺はまだ何も言ってないぞ」


「旦那が言いたいことはわかるっす。彼女をクランに入れるつもりっすよね?」


「その通りだ。いいのか?」


「オレはアマデウスに特に恨みもないっす。だからいいっす」


「そうか」


居場所がない物同士感じるものがあったのか?しかし、賛成してくれるなら話は早い。


「ただ、彼女を奴隷って形にしてほしいっす。でないと加入許可が通らない可能性が高いっすから」


さすがに公にアマデウスを普通に連れ立っては無理か・・・苦渋の決断だな。


「彼女に聞いてみよう」


彼女がいやだって言ったら、別の方法を考えよう。法律なんて抜け穴があるものだしな。


「そうっすね」


「おい、シャルロッテ」


「なんでしょう?」


俺の呼びかけでシャルロッテは立ち止まった。


「俺たちのクランに入らないか?」


「え?」


「私はかまわんぞ」


お前なら、そう言ってくれると思ったぞディア。


「いいんでしょうか?」


「ああ、だが普通に加入申請ダメだった場合、その・・・奴隷ってことになるかもしれないが・・・」


「ショウ、それは・・・」


「あくまでダメだった場合だ」


シャルロッテはうつむいてしまった。


そうだよな。こんなの


「・・・それでいいです」


「いいのか?」


「1人でいるよりみなさんと一緒の方がいいですから・・・」


こんな小さい子にこんな決断させてすまない。そのかわり全力で守ろう。俺も前より戦えるようになったしな。


「よし、次の町に着き次第加入申請しよう」


「うむ」「うっす」「はい」

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