私が起こるのは何のため?
クラウディア視点
私はいきなり自由時間が発生し、キャシー殿と一緒に買い物していた。
「この服かわいくない?」
「うむ・・・」
「こっちは?」
「う~む?」
私はこういう服のセンスに疎くて困惑していた。
「さっきからうむかう~むばかりよ」
「すまない。こういうのに疎くて」
「女の子はおしゃれしないと」
昔、母上に言われた言葉だった。だがその当時の私はその意味を理解できず悲しませてしまった。
しかし今は・・・
「好きなんでしょ」
「?なにがだ?」
「ショウのこと」
「なにを言っているのだ。私とショウはそんな関係ではない」
いきなり言われ、動揺した。
「そうなの」
「そうなのだ」
「ふ~ん」
「なんだ?その顔は」
「いえ、別に」
「なんだ言ってくれ」
キャシー殿の言葉が聞きたいようで聞きたくなかった。
「彼、ほっといたらどっか行っちゃうかもよ」
「え?・・・」
ショウがどこかに行く?考えたこともなかった。だがいなくなると考えるとこう胸が痛くなる。
「ごめんね」
そう言いながら、私にハンカチを渡してきた。それで私が泣いていることに気づいた。
その後は少々気まずかった。少し歩いていると、ピアーズとディック殿を見つけた。
「ディック、こんなところでなにやっているのよ」
「うお、キャシーそれとディアか。驚かせるなよ」
「あんたこそ何をやっているのよ。この先は風俗街よ」
「旦那がこの先にいるんすよ」
何?ショウが風俗にそんなことは信じられなかった。だがそこにショウはこそこそしながら移動していた。
追いかけると一軒の店で止まり、店の中を伺っているようだった。
その光景に目の前が真っ白になった。
「男にはこういう店に行きたがる時があるんだよ」
「そうっす男の休息っす」
「あんたたちもっといいフォローはないの?」
みんなが何か言っていたみたいだか、私の耳には残らなかった。
しばらくするとショウは足早に私たちにも気づかずに宿に向かっていた。
追いかけていくうちに真相が知りたくなり声をかけた。
ショウは焦っているようで益々胸が痛くなった。
ショウは言い訳やはぐらかすようなことばかりで私はその場を離れてしまった。
街を一望できる公園にたどり着いた私はボーっとしていた。
「はぁ、はぁ、あなた、足、速いわね」
キャシー殿が追いかけてきてくれた。
「隣いいかしら」
「・・・」
私は何も答えなかったがキャシー殿は隣に座った。
「彼とは何もないってあなた言っていたのになんで怒っているの?」
「私はショウがあんな淫らところに行ったことと、言い訳に失望しただけだ」
「本当にそれだけ?」
キャシー殿の言葉を考えていた。
「・・・わかりません」
「・・・そっか・・・」
「これから、どうしたい?」
「それは・・・」
私自身どうしたいか結論が出ない。
「じゃあ、次ショウに会ったら、怒る?許す?それとも謝る?」
私はじっくり考え
「・・・謝ろうと思います」
「じゃあ、そうしようか。彼のバンデットウルフを見つけたって話が本当かもしれないからね」
「はい」
私はショウの言葉信じていればよかったと後々思うのだった。




