最善ではなく最生を
「アセイラント?」
「大量のモンスターが襲ってくることだよ」
モンスターがやってくる?この町になぜだ?いや今考えるべきことはそこじゃない。
「町は壁に囲まれて守られているんじゃないのか?」
この町は高い壁に囲まれているので大丈夫そうにみえるが周りの慌てようをみるとそう安心はできなさそうだ。
「小規模なら問題ないが・・・昔、一部が破壊されてこの町になだれ込んだことがあるんだ」
この壁を壊されたことがあるのか。なるほど、だからみんな逃げているのか。昔のトラウマでまた壁が破壊されると思って。
「だからあんたも逃げるんだ。この先に地下室に行く階段がある」
よく見ると地下室に行くような看板と矢印があるな。
「連れがいるんで、そいつを見つけたら行くわ」
「そうか。見つかるといいな」
おっさんは地下室に向かった。
しばらく、ディアを探したが見つからなかった。なので今なにができるか考えることにした。
さて、どうするか?小規模なら、俺の出番はないだろうが、万が一ということもある。もうあんな思いはしたくない。考えろ最善ではなく、最も人が死なない方法を・・・。そうだ。あれだ。許してくれディア。
「地下室のドアを叩くのは誰かと思いましたが、あなたでしたか・・・」
俺は質屋に戻り、地下のあったところを叩いたら、店主と黒づくめが出てきた。
「あんたに提案がある」
「聞きましょう」
俺は店主の前に札束を出した。
「ここに有り金全部ある。これであの盾を今だけ貸してほしい」
あの盾があれば俺も戦いに参加できる策がある。だが、断られた場合は、チャールズからもらった薬品も出すか・・・
「レンタルですか・・・いいでしょう」
思ったより早く了承して驚いた。
「いいのか?」
「はい、ではこちらへ」
俺たちは地下に向かった。
「理由を聞いてもいいか?」
あの盾は一級品だ。あれだけで貸してくれるとは思えない。
「理由は3つあります。1つ目は今の状況ですね」
これは想定内だな。もし町に侵入された場合1人でも戦う人間が多いことに越したことはないからな。
「2つ目はあなたは信頼に値すると思ったからですよ」
「ディアを諫めたことか?」
「いいえ、あなたは地下室を開ける方法を知っていたはすです。なのに律儀にこちらが開けるまで待っていた点とお金を全部出した点ですね」
「なんで全部出したってわかる?」
「多くの人間と商売しているとわかるんですよ」
そうかい。まぁほんとに全額なんですけどね。
「3つ目はあなたがテラというところですね」
「・・・気づいていたのか」
「ええ」
改めてみてもここの品揃えは最高だった。一級品の代物といい、協力な護衛といい、この男何者だ?
「さて、着きました」
黒い盾のところについた。
「本当にいいんだな?」
「某は商談については嘘をいいませんよ」
商談についてはね、っか。まぁいい。
「≪インプット≫盾」
黒い盾を取り込めなかった。
「名持ちは名前を言わないと、≪インプット≫はできませんよ。ちなみに名持ちとは書記系によって名前を≪レジストレーション≫つまり登録されている物を指します」
こいつ、俺が知らないのわかってて、黙っていたな。
「で、こいつの名前は?」
「この盾の名は―――レギオン」




