ステータスオープン
「ショウ、そっちにいったぞ」
「おう」
ディアが追い詰めてくれたモンスターを剣で切った。俺は多くの人を守るためにも強くなりたいと思い、モンスターを倒していた。
「やったなショウ」
ディアは褒めてくれたが、まだまだ満足できる域に達していない。
「ああ、だけどやっぱり何回も振れないな」
俺には剣が重すぎて、数回振って、休憩のサイクルを繰り返して経験値を稼いでいた。
「やはり『加護』なしではつらいのか?」
「ああ」
加護とはクラスにあった物を使うときに現れるものらしくて、剣士は剣を持つとき、他の同じ重さの武器を持った時より軽く感じるらしい。ディアがあんなでかい剣をなんで使えるのか不思議だったが、それなら納得がいった。
「あ~魔導書が軽くなっても、戦えないからな~」
「水だ」
「助かる」
ディアが渡してくれた水筒を受け取り、水を飲んだ。体に染み渡るな。
「だが、最初の頃より一度に振る回数は増えているぞ。かなりレベルアップしているに違いない」
この世界にはレベル制があるのか。ゲームじゃなくて現実だからないかと思っていた。ならモンスターを倒していけば強くなれるのかな?とりあえず今俺はどのくらいの強さなのかみてみよう。
「ステータスオープン」
あれ?何も起きない。言葉が違うのかな?
「・・・レベルを見るには書記系に診てもらわないと無理だぞ」
そういうことはもっと早くいってください。
「・・・そうか・・・」
俺めちゃくちゃ痛い奴じゃん。
「最初はよくあることだ。気にするな」
はい、うそ~。だってディア笑ってるし、口隠しても笑ってるのわかるし。
「さっさと町に行くぞ」
「ああ、書記に診てもらわないとな」
「そのネタ今後禁止な」
売れそうな草や葉っぱ、木の実を拾い、モンスターを倒しながら、歩いていくと町が見えてきた。
「何者だ」
町の門番が聞いてきた。
「私は第2軍団所属のクラウディア・ローレル、こちらはテラのクサナギ・ショウだ」
「テラが来るとは聞いていない」
まぁ、誤送信でここに来たのだから、連絡なんてきているはずないですよね。
「転送装置でリリエントガーデンに行くはずだったが、ここに送られてしまったのだ」
「本当か?」
門番はこちらをガン見して警戒していた。
「無論。私は聖母パクシリアに誓う。私はウソをついていないと」
「・・・わかった入れ」
この門番態度悪いな。テラって嫌われているのか?
「あ、ちょっと聞いていいか?」
そういえば、大事なこと聞くの忘れていた。
「なんだ?」
門番は、嫌そうな顔した。
「この町はなんていうんださっき、彼女が言った通り間違いでここに送られたせいでわからなくて」
「ここはニースだ」
「ニースって街か。うんいい名前だな」
「そうかい、ありがとよ:
最後まで門番は心を開いてはくれなかった。




