間違えて知らない人に声をかけるのはナンパになりますか?
「俺が寂しいそうだから、俺についてきただと・・・」
「うむ、まるで親に捨てられた子どものようだった」
いや俺そんな表情していないからね。ちょっと不安になっただけだし。ホントだよ。
「なのにお前は私にいきなり求婚するとは・・・驚いたぞ」
たしかに初めて会った男に求婚したら、あんな態度になるよな。
「いやいや、さっき話しただろ。俺の護衛がスキーっていう男でお前がそのスキーだと思っていただけで、求婚していないから。ところで大丈夫なのか?」
誤解を解くために真実を話したが、完全には信じられていないようだ。
「?なにがだ?」
「何って・・・こっちの方角であっているのかって聞いているんだよ
「知らん」
「は?じゃなんでそんなそうなどうどうと歩いているんだよ」
俺は、てっきり道がわかていると思って一時間以上、こいつについて歩いたのに知らん?
やばいぞこの女・・・
「まぁまっすぐ歩いていたらどこかにつくだろう」
あ~方向音痴の人がよく言うセリフいただきました。
「それは無理だろうな」
「なぜそう言える」
クラウディアは眉間に皺を寄せた。
「あれを見ろ」
俺が指をさした先にはマークが描かれた木があった。
「?なんだあのマークは?」
「あれは俺がつけたマークだ」
「?なぜお前がつけたマークが目の前にあるんだ?前に来たことがあるのか?」
いや、俺はこの世界来て24時間経っていないんだぞ。そんなわけあるか。
「ああ。二十分前に・・・な・・・」
ローレルは首をかしげていた。
こいつ勘が鈍いな
「わかりやすく言うと迷子になったってことだ」
「ばかな。私はまっすぐ歩いていたぞ」
ローレルは信じられないといった表情だった。自覚なかったのか・・・
「・・・お前今、木を避けただろ・・・」
「何を言っている。避けなければ、ぶつかるではな・・・いか・・・まさか・・・」
やっと気づいたか。
「そう、木を避けて少しずつずれて歩いて、気が付けばぐるぐる回っていたって話だ」
それでは真っ直ぐ歩いているとはいえずグルグル回って、さっきのところまで戻ってきたというわけだ。
「ど、どうしよう。このままでは私たちはこの森を抜けられずに朽ち果てるのか・・・」
クラウディアは膝を地面につけ、絶望した。
「とりあえず昼飯にするか」
時計を見るともうすぐ昼だしな。準備や調理でいい時間にできるだろう。
「昼飯って、私は何も持っていないし、貴殿も食べ物を持っているようには見えないが・・・」
「俺にまかせろ」
岡田お前の餞別使うときがきたぞ。
「なんだこれ!!かなりおいしいぞ。私はご飯よりパン派の人間だったが、これは最高だ」
クラウディアはガツガツとカレーを食べていた。
「そうだろう。これは俺の国の人も大好きな料理だからな」
うんうん。カレーは異世界でも通用するのかさすがだなカレー。
「おかわりあるか」
えっもう食べたの?早くね?
「ないのか?」
捨てられた猫みたいな目でこっちを見るな。
「あるけど・・・また温めなきゃいけないぞ?」
「うむ、ちゃんと待っている」
「わかった。じゃあ今用意するよ」
「楽しみだ~」
なんか急に子どもみたいになったな。
そんなローレルがちょっとかわいく思えたおれであった。




