リリアントガーデンへ出向?
「ショウ・クサナギ」
朝食を食べていたら、いかつい顔の兵士が近づいてきた。
「八時に、転送の間に向かえ。わかったな」
なんか感じ悪いな。
「gkdmtl」
「食べながら、話すな」
そっちが去らないから答えたのに・・・
「転送の間ってどこ?」
当然、どこにあるかなんて知らないからな。
「・・・食堂をでて、右に曲がり、地下に降りる階段を一番下まで降りて、奥の部屋だ」
「わかった」
「それと護衛がつく。ネルノー・スキーという男だ」
護衛・・・戦闘系じゃない俺には必要だと判断されたんだな。戦力として期待していた人間が戦力外で護衛が必要・・・あの兵士が尊大なのはそれが理由か・・・
「兵士はみんな同じだから見つけられるかな?」
大体同じデザインの鎧で見分けができない。ここから探すのはさすがに無理だ。
「安心しろ。あいつの鎧は独特だからすぐわかる。ちゃんと伝えたからな」
八時までまだ時間はあるな。ゆっくり食べよう。
食べ終わり、地下の入口前で待っていたが
(来ない・・・まさがバックられた?)
俺の護衛なんて遣り甲斐のない仕事なんてやりたくないよな。もうそろそろ時間だし1人で行くか
地下に降りようとすると兵士が俺の前で止まった。
他の兵士と違い装飾がしてあり、カラーバリエーションのある鎧だった。
この男がネルノ―・スキーか。でかいな。俺より十センチ高いな。
「もう時間に近い。ついてきてくれ」
スキーは黙ってついてきた。無口な男だな、こんな派手な鎧を着ているから自意識が強く、おしゃべりかと思ったが・・・
「おっ、きたぞ」
「スキーのやつ今日はちゃんと起きたみたいだな」
スキーは見張りの人に話しかけられていた。この人は寝坊癖があるのか?
転送の間から緑色の髪に碧い瞳の男の人が出てきた。
「時間ぴったりですね。はじめまして、私はハロルド・ワイズマン・ワースグールです」
「ショウ・クサナギです」
「どうぞ中へ」
中にはいると大きな装置があった。
これがワープゲートか。かなり大きいな。
「では、お二人は中心に行ってください」
俺とスキーは促されるまま指定された場所に立った。
「それではスイッチを」
「はっ」
兵士がスイッチを押すと俺達の周りが光り始めた。
「クサナギ君」
俺はワースグルに話しかけられたので振り向いた。
「なんだ?」
「君はこの世界で偉業をなすでしょう」
なんだ?激励か?この人からは嫌味ではなく、心の底からそう思っていると感じた。
「さぁ、冒険の始まりです」
「ちょっと待て、どういう」
俺は言葉の真意を聞く前に転送された。この言葉が現実になるとは夢にも思わなかった。




