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薄幸の美少女

胸糞描写がありますご注意ください

選定の儀が終わり、晩餐会が行われていた。花形、茎支さん、葉柱は大勢に囲まれていた。商人の俺のところには誰も来ませんけどね。なので俺は食事に集中することにした。

なにこの肉、ジューシーでやわらかい。この魚料理、骨まで食べられる。それなりの満喫していると


「ちょっとよろしいでしょうか?」


銀色の髪に水色の瞳、派手でも質素でもないドレスを着た女性に話しかけられた。


「ん?」


まさか話しかけてくる人がいると思っていなかったので、口いっぱいにいれてしまった」


「お初にお目にかかります。アデリーヌと申します」


スカートを掴み、頭を下げた。

おおっマンガとかで見た光景を現実でみれるとは。しかしこの娘、覇気がないな大丈夫か?


「俺は草薙翔だ。よろしく」


俺は握手をするために手をだしたが。


「あ・・・」


彼女は戸惑っているようだった。ちょっと気安すぎたのかな?相手は貴族だし、そもそも握手という文化がないのか?

そう思い手をひっこめた。


「あ、あの聞きたいことがあるんだけど。商人ってどんなことができるクラスなの?」


俺は誤魔化すように話題をかえた。


「あの、私は商人のクラスの会ったことがないので、えっと、正確には存じませんが、物を出し入れできると聞いて・・・おります」


「出し入れ?」

「はっはい、異空間というんでしょうか?そこに物を入れることができ、あー、必要になったら出すことができるらしいです。あと物の鑑定ができるとか・・・私にわかるのはこれしか・・・申し訳ありません」


「いやいや、大変参考になりました。ありがとうございます」


別に頭を下げなくていいのに、随分腰の低い娘だな。爵位が低かったり、三女とか四女なのかな?


「そ、そうでしたか。よかったです。では私はこれで・・・失礼します」


アデリーヌはバルコニーに向かっていった。

ふむ、物の出し入れに鑑定能力か~たしかに商人向けだな。この力でなにができるかは俺次第だな。わかっていたが戦闘系じゃないな。などど考えていると、アデリーヌのいるバルコニーに男が向かっていた。





アデリーヌ視点


ふう、おじい様に言われて晩餐会に参加しましたが、冷たい視線に耐えられず、出てきてしまいました。クサナギ様・・・私に気安く接してくださいましたが、それになれてない私はうまく彼と話せませんでした。

握手をもとめられることなんて何年ぶりで手が出せませんでした。

クサナギ様は今何をしているんでしょうか?他の方とお話ししているのでしょうか?そして私の秘密を知ってしまわれたのでしょうか?私に秘密を知ってさきほどと同じ接し方をしいてくださるでしょうか?

夜風にあたり気持ちを切り替えようとしましたが逆に暗い気持ちになってきました。


「よう」


声がしたので振り向くと男の人が立っていました。たしかこの方ジェネラルのご子息だったような・・・


「バルト・ハイゼンシュタイン様?」

「おお、知っていてくれているとは光栄だね」


当たってました。よかった。


「それで・・・何のようでしょうか?」


私に話かける人間などほとんどいません。いるとすれば、大概よくない話です。


「一人寂しくお誘いしようと思って」


「?お誘い?ダンス・・・のでしょうか?・・・」


「いいえ俺の部屋に、ですよ」


下卑た顔で私を見ていた。これがどういう意味かわかった。


「せっかくのお誘いですが、そういうのは結婚している又は、婚約者とすべきもので」


私はやんわり断ろうとした。私は操は大切にするつもりだ。・・・お母様違って。


「あぁ?お前が結婚できると思ってんのか?」


「!!!」


ハイゼンシュタイン様の声にびっくりしましたが、それ以上に言葉にショックを受けました。その言葉は何回も言われても慣れません。


「お前と結婚したい人間なんていると思ってんのかよ。[英雄殺し]が」


英雄殺し・・・この言葉で体が動けなくなった。


「俺はここでやってもいいんだぜ。今なら取り巻き二人は見回りと給仕で忙しいだろうし」


アリシアは王宮の警護に、レティシアは晩餐会の手伝いで当分こないだろう。それがわかっていての行動だと今わかった。


「一生、生娘のままよりいいだろ?それに妊娠したら、お前の御爺様も後継者ができたら、喜ぶぞ」


「・・・」


こんなところで・・・私は・・・


「じゃあさっそく」


ベチャ


「ん?なんだこれはーーー」


ハイゼンシュタイン様がなにやら叫んでいたので目を開けると、彼の顔にソースがかかっていました。


「悪いゴミ箱かと思ったわ」


「えっ?」


声がする方にはクサナギ様が立っていました。


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