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蒼き輪廻の果てに 〜転生したら青い鳥だった件〜  作者: 水猫
第三章 「黄色い国」
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119話 黄色い修羅場

レモンが岩を登り、入り口の方を覗く。誰か入ってきたようだ。まあ別にいいか。混浴だし、他の人と入るのはそんなに嫌じゃないしと思って目を向けると、そこにはクリームの姿があった。


「わあーいいお湯♡嬉しい!今日お風呂入りたかったんだよねー」


レモンはクリームの立ち姿を見てものすごく驚いた。す、すごい!なんて綺麗な体で抜群のプロポーション!すっごく綺麗な肌に長いサラサラの髪。そして少なくともEカップはあるであろうか巨乳!着痩せするタイプだったか!


レモンはクリームが入ってきたのを確認すると、すぐさまコバルトの方へ近寄って行き、ヒソヒソとした話し声で話しかけた。


「まずいって!あの白魔族のピュアちゃんが入ってきたよ!薄黄色の髪色になってるけど、あれ魔力顔料で変装してるんでしょ!?ど、どうしよう!?」


コバルトはピュアが温泉に入ってきたことでさらに心拍数が上がったが、裸のレモンが正面から近づいてきて目の前にいることに再び取り乱してしまった。さっきから普通に話しているが、なんといっても裸なんだよな、今。


「ピュアが!?え!?ど、どーすんだよ!こんなところみられたら!」


コバルトがそう言うとレモンはとっさにコバルトの口を手で覆ってこう言った。


「しー!あなた声がでかいって!あたしだってバレたくないわよ!もしこれがバレたら下手したらあの子に殺されるかもしれないし、クロム様にもなんていったらいいか!あーもう!絶対喋っちゃダメだからね!あんた頭はキレるけど、こう言う時は結構マヌケそうだから!」


「ん?誰かいるのかな?なんか声がしたみたいだけど」


「ま、まずい!」


クリームがコバルト達のいる方から声がしたように気づき、なんとなく気にかける。レモンはこれは見つかったらまずいと思い、コバルトの背中に周り、後ろから必死にコバルトの口を押さえる。


(ああ、今までピュアにもハンタにも胸、押し付けられたことあるけど、ふ、二人よりサイズが小さいとはいえ、今回は生の感触が・・・)


レモンはコバルトに背中から密着して裸で胸を押し付け、コバルトの口を塞いだ。コバルトはクリームが温泉に入ってきたことの動揺に加え、長時間湯船に入っている熱気と、レモンと裸を密着している状態にもはや耐えきれなくなって今までにない大量の鼻血を噴き出した。そしてこんなどうしようもない状況でのぼせてしまい、そのままそこで気を失ってしまった。ヒートショックだ。レモンはコバルトが気を失っているのに気づき、これはまずいとおもった。


「きゃあ!コ、コバルトあなた大丈夫!?す、すごい鼻血が!」


「え!?コバルト?コバルトがいるの!?」


岩陰から声が聞こえてきたので上からクリームが覗き込む。そしてそこにはレモンに抱き付かれ、鼻血を出し、湯船で失神しているコバルトの姿があった。


「あー!あなたレモン!こんなところで何してるのよ!そ、それにコバルトも!」


「ああ、ピュアちゃん!ごめん、事情はあとで説明するからとりあえずここから彼を移動させるの手伝って!のぼせて失神しちゃったみたい!」


ピュアはレモンとコバルトが裸で密着してる姿に怒りを覚えたが、とっさに状況を判断し、二人でそのままコバルトを温泉連れ出した。そして温泉から出ると、状況を話し、サルファーを呼んできてコバルトを宿まで運んでもらった。ということで、コバルトのこの温泉騒動は黄色い美女レモンちゃんに振り回されて湯船で失神して運び込まれると言うことで幕を閉じたのだった。

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