表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼き輪廻の果てに 〜転生したら青い鳥だった件〜  作者: 水猫
第三章 「黄色い国」
112/304

112話 黄色い鳥vs黄色い猫〜コバルト・イエロー・ルシファーvsライト・イエロー・キャット〜

「それじゃあコバルト!いくぞ!青氷の舞!」


ライトが間髪入れずにコバルトに斬りかかる。コバルトはライトの動きを読み、正面から剣で先ほど同じように受け止める。


ギン!音が鳴り二人は相対する。ライトはコバルトの腕の力に押し戻され空中に舞い、くるりと一回転をして着地した。


「ハハハ、コバルト、やはりお前にはこれは通用しないな。だがこれならどうだ?」


ライトは再び瞬時に移動し、目にも止まらぬ速さで当たりを駆け回った。足音だけが辺りに響き渡り、姿が見えない。


(ラ、ライト!思ったよりずっと速い!魔力感知を使ってもなかなか追いつけない!)


とうとうその一撃がコバルトの肩をかすめ、凍りついた。コバルトは瞬時に切り口に力を入れ、魔力を流し込むようにイメージすると、出血が止まり元に戻った。


「クソ!ライト!お前!」


ライトの猛攻は止む様子がない。コバルトはライトの位置をなかなか特定できずにいた。速い!速すぎる!攻撃力はそこまで高くはないが、スピードは異常だ!


次の瞬間、コバルトは宙に舞い上がり、空に逃れた。ダメだ、ライトの位置が早く確認が取れない。だが宙に舞えば届かないだろう。


「ハッ!コバルト!空に逃げれば逃れられると思ったか?」


ライトは動きを一旦やめ、ものすごい跳躍で宙にいるコバルトに斬りかかる。コバルトは空中でライトの斬撃を受け止めた。


(ラ、ライト!ここまで飛びかかってくるとはなんてやつだ!)


今度はコバルトがライトの力に押し戻され、宙で吹っ飛ぶと、飛んだ先にライトの姿があった。


「青氷の舞!氷獄斬り!」


コバルトは死角である背後からライトに斬りかかられると、とっさに宙でくるりと体を捻り、その斬撃を受け止めた。速い!速すぎる!


「コバルト!よくあの位置から俺の攻撃に反応した!さすがだ!だがこれはどうかな?」


「絶対零度!」


受け止めたライトの両手から魔力による凍気が流れ込む。コバルトはその凍気を押さえ込むことが出来ず、そのままパキパキっと腕が凍りついた。


「な、ライト!お前・・・!」


コバルトは瞬時にそこから移動し、距離を取った。そして両腕に力を入れ、魔力を流し込み、氷を砕いた。どうにか腕の芯まで凍っていなかった。


(な、何あれ?コバルトがライトに押されてる?どう言うこと?)


クリームは戦いを見て驚いていた。実力ではコバルトの方が上。そして一人と一匹とも以前より遥かに強くなっている。ライトもそうだがコバルトもレベルアップしたはずなのに、ここまでコバルトが押されるとは!


「コバルト、これで分かっただろう?たしかにお前は俺より強い、ただ今まで地上戦を得意とする獣族と戦ったことはないだろう?経験値の差だ」


ライトがステッキを腰に収め、話始めた。どうやら戦いは一旦休戦のようだ。


「お前が今まで戦った相手は鳥族のネイビー、竜族のメイズ、樹人族のハンタ、悪魔族のレモン、そして竜族のシグナルだったな。つまり獣族とだけ実戦経験がないのだ」


「俺は50年前の戦いで数多くの魔族と戦ってきた。そしていろんな種族との戦い方を見てきた。だがお前にはその経験がない。そして何よりひとつ言えることは」


ライトの目がギラリと光る。そして再び瞬時にそこから移動し、コバルトに斬りかかる。コバルトは同じようにそれを受け止めが、今度は力負けして吹っ飛ぶ。


「鳥が猫に勝てると思ったか?」


コバルトは距離を取ると、ハアハアと息を切らしていた。ライト、強い!今まで戦ったことはないがまさかここまでとは!コバルトはライトの猛攻に手も足も出ず、ただただ防戦一方となってしまった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ