第9話 ちょっと話を遡り、転生した頃の話しだ(7)
「うぐ、ぐぅ、うぅ、ううう」
あ、あれ? 人の呻き声……。
い、今……。確かに聞こえた……。
《《あの時》》! 《《生前の俺》》は思ったんだよね。
だからその後の俺は足を止め、また注意深く辺りを見詰めながら耳を澄ました。
《ガサ!》
《ガサガサ》
自分の全神経を耳へと集中させていた俺の耳へと、地面を蹴る? 動いた?
まあ、何かが地面を動く音がしたんだ! あの時ね!
だから俺が更に耳を研ぎ澄ませて、何かしらが動いた場所を特定しようと更に自分の耳を研ぎ澄ませば。
《パチン!》
誰かが、誰かを多々いた音がした。
だから俺は直ぐにドンピシャ! 俺の感が当たった! 誰かが、誰かに乱暴されているま、間違いない! と思えば。
「ぎゃっ!」
《バチン!》
男性の悲鳴によく似た声が俺の耳へと聞こえると。
その後はまた誰かが、誰かを叩く音が俺の耳へと聞こえると。
「い、いや~、ん。や、やめて、やめてください。おねがいします~!」
《《あの時》》! 《《あの漆黒の闇の中》》で! 俺の鼓膜を刺激する女性の声……。
それも多分? 少女だと思われる声が俺の耳へと聞こえ、俺は場所の特定の方もできたから。
俺は直ぐにその場へと向かって走っていったんだよね。
《《あの時》》の俺は後先考えず、後で大変なこと……。《《あれ》》が大変な事件へと発展するとも思わず、戦国マニアの俺が大好きな英雄たち……。
そう、戦国三英傑たちのようになれると本気で思いながら、少女の悲痛な声が聞こえた方へと俺は駆け足で向かう。
◇◇◇
「うりゃああああああああああああっ!」
《ドンッ!》
暗闇の中、俺は瞬時に状況を見極めた。
黒い服の男が制服姿の少女に馬乗りになり、彼女の叫び声が闇を切り裂く。
彼女はまだ幼く、恐怖に震えながら必死に助けを求めていた。
「助けてください!お願いです!」
その声が届く前に、俺は彼女のスカートを乱暴に捲り上げ、汚らわしい手で彼女を押さえつける変態の姿を見つけた。
男の手は冷たく、強引に何かを押し込もうとしている。俺の心臓は激しく鼓動し、怒りが全身を駆け巡った。
ためらうことなく、俺は一気に距離を詰め、全力で変態男の背中にラ○ダーキックを叩き込んだ。
強烈な蹴りが変態男の背中を打ち抜き、変態は闇の中へと吹き飛ばされた。
俺は痴漢、変態男による少女への性的暴力を断固として阻止し、彼女の尊厳を守り抜いた。
だが、俺の行動はここで終わらなかった。
(お願い)
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