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俺流の徳川家康はこうだ! 未来を知る俺が尽くすならば、同じ悪役令嬢様ならば織田の姫様よりも今川の姫様の方に使える事にした!  作者: かず斉入道
第1章 俺は竹千代! 尾張の悪役令嬢さまの許で人質生活をしていました

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第8話 ちょっと話を遡り、転生した頃の話しだ(6)

「わりゃあああああっ!」


 あの夜、俺はただ一つ、あの麗しき少女を守るために全身全霊を注いでいた。


 クソ野郎! 変態! 絶対に許さねえ!


 奴はさっきまで、あの高貴な悪役令嬢そっくりの少女に手を出していた。


 火照った身体を冷やそうと必死になっているところに、俺の渾身のラダーキックが背中を襲い、奴は前へ吹っ飛んだ。


 地面に叩きつけられたその身体は、苦痛に歪み、汚らわしい尻を俺に向けるのをやめ、慌てて立ち上がろうとした。


 俺は震える少女の肩を見つめ、胸の奥から込み上げる怒りを抑えきれなかった。


「逃げろ!」と荒々しく叫ぶ前に、闇の中で光を失った変態の姿が目に入った。


 俺は左回りに素早く動き、冷たい夜風を切り裂くように、奴の顔面に渾身の回し蹴りを叩き込んだ。


 前世の俺は、親父が有段者だった影響で、幼い頃から空手を習っていた。


 俺も初段の帯を締めていて、喧嘩は得意だったが、この時の正義感はそれ以上に熱く燃えていた。


 偶然辿り着いたこの現場は、異世界転生後の俺が愛する和歌や蹴鞠を嗜む高貴な悪役令嬢にそっくりな麗しい少女が凌辱されている場所だった。

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