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第1話 前世からの女性? (7)


 特に今の俺は、この容姿のお陰なのか?


 何故だか分からないけれど、背に羽があるみたいだから。何処へで飛んで移動できるのだよ。


 だから目の前の女は美しいけれど、これ以上巻き込まれのは御免だから置いて行くね。


 では、では、行きますか──それでは、地元の皆さんさようなら……


『トォ、オオオオオオッ!』


〈ギュッ──〉


「……ん? あれ?」


〈ギュッ──〉


 あれ? あれあれ? 何だか重たいね?


 う~ん可笑しな……何故重たいのだろうか、とても不思議だな?


〈ブゥ~ン、バタバタ──〉


「…………?」


〈ブゥ~ン、バタバタ──〉


「ふむ……」


 俺は自分自身の背の羽を必死に動かして、空高く上昇をしたいのだが、全然空高く舞い上がれないのだよ。


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