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第518話 政治修行! 若木、政を学ぶ!(8)
俺は、雪歳和尚さまが楽しそうに話してくれた、その名を胸に刻んだ。
その後──雪斎和尚さまは、長く生きたいと、俺に告げてきた。
自分があの《《甲斐の虎》》と戦場で、雌雄を決する、陣形合戦がしてみたくて仕方がないようだった。
だから俺は《《師匠》》を見て、一日でも長く生きてくださいと本気で思った。
雪斎和尚さまの新たな奇策の説明が終わると、義元公が演習場に現れた。
「竹千代! また新たな策を考えたと聞いたでごじゃる」
「はい! 信玄公が対策を講じるなら、僕たちも進化しなければと思いまして、さらに新たな策を雪斎和尚さまと意見の出し合いをして、実演していました」
義元は、雪斎和尚さまが拡げた陣形図を見て、目を細めた。
「……これは、武田軍でも読めぬ……。そなたたちの策は、今川家の宝となでごじゃる……。見事でごじゃるよ……」
義元公は俺の肩に手を置いた。
「竹千代! そなたは、今川家の未来を変える男じゃ! もっと精進してくれ!」
俺の胸が熱くなる。




