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第513話 政治修行! 若木、政を学ぶ!(3)
「外交とは、敵を作らぬ術……。そなたの言葉で、彼らの不満を和らげてみなさい」
俺は未来知識……。取引さまへと送る企画書を書くようにして、《《戦国時代の国人衆が喜ぶ文言》》を慎重に選びながら返書を書いた。
「……こんな感じでどうでしょう?」
雪斎和尚は目を細めて頷いた。
「よい。そなたは、言葉の選び方がうまい。竹千代殿の外交手腕の片鱗が見えますぞ」
「ありがとうございます」
俺は、師匠の雪斎和尚さまに褒められたので頭をさげる。
すると──雪斎和尚さまが、俺の頭を優しく撫でてくれた。
次は内政と領地の収支と民の生活だ!
「次は内政です」
雪斎和尚さまは、御自分が達筆で書かれた収支表を広げた。
そこには、今川領の年貢、兵糧、軍馬の数、そして各地の収入と支出が細かく記されていた。




