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第512話 政治修行! 若木、政を学ぶ!(2)
「竹千代殿、今日から《《政の修行》》を始めますぞ」
「……戦だけじゃなく、政治も、ですか」
「当然じゃ……。戦は一時、政は永続……政を誤れば、どれほど戦で勝とうとも国は滅びます」
雪斎和尚は、机の上に三つの書状を置いた。
◆外交:三河国人衆との折衝
「まずは外交……三河の国人衆から、今川家への不満が届いております」
書状には、三河の豪族たちの不満が並んでいた。
「年貢の取り立てが厳しい」
「今川家の兵の駐屯が長い」
「浄土真宗本願寺派の布教を許して欲しい」
「松平家の扱いをもっと尊重してほしい」
俺は思わず眉をひそめた。
「……これ、僕の家のことですよね」
「そうです……そなたが将来三河を治めるなら、彼らの声を聞かねばなりません」
雪斎和尚さまは、俺に筆を渡した。




