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第511話 政治修行! 若木、政を学ぶ!(1)
「……僕が、政治に?」
「そうでごじゃる。戦だけでは家は守れぬ。そなたには、戦と政治の両方を学んでもらう」
義元公は、俺の肩に手を置いた。
「竹千代――いや、元信よ……。そなたは、今川家の未来を担う男でごじゃる」
俺は義元公の話を聞き、胸が熱くなる。
(……僕は、この家の未来を背負うんだ)
その瞬間、俺の中で何かが変わった。
だから修行は続く。
政治の勉強も正信たちと必死に覚えた。
そして俺は──起こるか、どうか、分からないけれど、甲斐の虎との戦いへ向けて、確実に強くなっていくのだった。
◇◇◇
題 政治修行! 若木、政を学ぶ!(1)
今川義元公から、俺は【後継候補】として扱われることになった翌日……。
俺は雪斎和尚に連れられ、今川館の政務室へと足を踏み入れた。
そこでは、家臣たちが山のような書状を仕分けし、各地の国人衆からの要望や訴えが次々と運び込まれていた。




