520/533
第510話 今川家の中で強まる竹千代の立場!(3)
「御方さまのご判断、承知いたしました」
「竹千代さまを、正式に《《今川家の後継候補》》として扱うべきかと」
太原雪斎和尚さまと井伊直盛殿が微笑み、岡部、朝比奈の二将が、了承したと頭を下げれば、義元公は満足げに微笑んだ。
「そうじゃ! 竹千代は麻呂の実息子息子同然! 今川家の未来を託すに足る男よ」
その言葉は、家康の立場を大きく変えるものだった。
◆竹千代の立場強化:本人への通達──
修行を終えた俺は、義元公に呼び出された。
「竹千代。そなたの奇策と内政、修行の成果を見て、家臣たちと話し合ったでごじゃる」
「……御方さま?」
「そなたを今後は、今川家の《《後継候補》》として扱うことに決めた」
俺は言葉を失った。
「この先の瀬名との婚姻も、今川家の未来を見据えたもの。そなたは、麻呂の息子同然……。これからは、政治の場にも参加してもらう」




