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第509話 今川家の中で強まる竹千代の立場!(2)
広間が静まり返る。
「瀬名を嫁がせるのも、ただの情ではない。あの子は、いずれ東海を支える柱となる。そのために、麻呂は竹千代を鍛えさせている。そうすれば麻呂の時代に、自然と天下は手に入り。今川家は、今後日ノ本の武家を束ねる《《征夷大将軍》》を何代も続けることが可能だと、麻呂は思っているでごじゃる」
家臣たちが息を呑む。
「それに晴信は、麻呂の死と共に、いずれ東海へと手を伸ばす。その竹千代の意見は麻呂も賛成でごじゃる、だから竹千代が麻呂の代わり前線に立ち、あの晴信と渡り合えるように鍛え、投資しているのでごじゃる」
義元公の言葉は、まるで未来を見通すようだった。
「雪斎和尚の修行も、奇策の成功も、すべては布石……。竹千代は、今川家の《《第二の柱》》となり。この東海道を守ってくれるでごじゃる」
家臣たちは、ついに頷き始めた。




