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第504話 義元の期待! 後継者としての眼差し……(2)
俺が、将来の家族計画のことを思案……案じていると。
「竹千代……。そなたは、今川家の後継者として――いや、東海の未来を担う者として、十分に育っているようじゃ」
義元公は、俺の肩に手を置いた。
「この奇策、いずれ本物の戦で使う時が来るでごじゃる! その時――そなたは、麻呂の期待を超えてみせるがよい」
俺は、義元公の激励を聞き、強く頷いた。
「はい! 御方さま! 僕は必ず、今川家を守り抜きます! そして――甲斐の虎にも負けません」
義元は満足げに微笑んだ。
「その言葉、忘れるな。竹千代――いや、元信よ」
その呼び名は、まるで未来を見据えた《《宣言》》のようだった。
演習場に風が吹き抜ける。
その風は、俺の奇策が確かに《《戦の力》》となったことを告げていた。
甲斐の虎との戦いは、まだ遠い。
だが、俺の道は確かに始まった。
◇◇◇




