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第469話 とりあえず尾張の二人、正体を隠しつつ参戦(2)
そして、事件は五度起きる。
吉法師姫が俺に向かって走る。
藤吉郎も俺に向かって走る。
氏真と泰長も二人に負けずにと、俺に向かって走る。
だから元景が支えようと走る。
氏長がボールでなく、お約束通りに、俺を蹴り倒そうと走る。
正綱が応援しながら走る。
直虎が無邪気に走る。
半蔵が影分身で走る。
忠次の姉ちゃんが、大きな胸を揺らしで走る。
正信が泣きながら走る。
守綱が槍を構えて走る。
康忠が嫉妬しながら走る。
そして──
全員が俺の前で衝突した。
「きゃっ!?」
「わっ!?」
「あっ!?」
「うおっ!?」
「ひゃっ!?」
「ふぇ!?」
「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」
(うわああああああああああああああああああああああ!?)
戦国時代最大のラブコメ事故、五度発生……
しかも今回は──
尾張の姫武将まで巻き込んでいた。
◇◇◇




