第468話 とりあえず尾張の二人、正体を隠しつつ参戦(1)
吉法師姫が告げる。
「竹千代! あんたが! 《《未来の遊戯》》とやらをすると聞いてきたのに、《《ただのサッカー》》じゃない! いい加減にしなさいよ! アーシは、氏真たちとは違い《《お嬢さま》》だから、テニスの方がいい……。今度は、テニス場を作りなさいよね! 今川家の軍資金で~!」
藤吉郎が続く。
「拙者も参加するでござる!! でも、拙者も……次は吉法師姫さまの言われる通りで、バトミントンか、ソフトボールの方がいいでござるよ……。でも朕は~、竹千代殿のためなら、何でもするでござる!」
「はぁ~! 何を言っているんだぁあああっ! お前らぁあああっ! 帰れよ! 帰れ! 今直ぐ! ……なに、フレンドリーな気持ちで、敵国に来てるんだぁあああっ! お前らぁあああっ! 二人はぁあああっ!」
俺が吉法師姫と木下藤吉郎……改めて、【朝日姫】へと不満を漏らせば。
「うるさいな! 狸! 黙りなさいよ! しばかれたいの!?」
「竹千代君、将来の妻にそんなこを言ったら駄目だよ。いくら穏便な朕でも、天罰を与えるでござる!」
俺が二人と対峙──三つ巴にり、唸り始めると。
氏真と泰長が同時に叫ぶ。
「喧嘩は、わらわが許しません! 禁止ですわ!」
「ダメぇえええええええええええええええっ!!」
吉法師姫は、俺から氏真と泰長へと視線を変え、女王さまの笑みを浮かべ。
「ふふ……そなたらの嫉妬、心地よいのう」
藤吉郎の方も、俺を睨む行為をやめ。
「はい、はい、今川の姫さまわかりました……。拙者は竹千代殿を守るでござる! そなたは拙者の史実の夫でござるからな!」
(いや、俺は藤吉郎は無茶苦茶仲が悪いぞ!! お前が死ぬまで!!)
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