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第461話 猿の姫名は朝日姫だってぇ!(2)
俺が氏真に尋ねると同時に──
泰長が俺に「若! ならん!」と叫ぶ。
だけどすぐに、酒井のヤンキー姉ちゃんが俺の側に寄り。
「姫さま! 若! 尾張のうつけをぶっ殺してもいいですか? アーシさ、以前から、あの小娘を見てるだけで、殺したい気分になります!」
「酒井の姉ちゃん気が合うな……」
「当たり前です、若! アーシは、尾張での人質生活のことを一度も忘れたことはありませんから……。あの小娘! 尾張もんは、練習に参加できるのに、アーシが武芸の練習に参加させろと言っても、いつも駄目だ! 岡崎は不参加! とはねにし続けてきた恨み辛みがありますからね……。アーシは、鬼武蔵や前田慶次とタイマンをはってみたかったのに……」
俺と酒井姉ちゃんの二人が戦闘態勢──拳を握れば。




