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俺流の徳川家康はこうだ! 未来を知る俺が尽くすならば、同じ悪役令嬢様ならば織田の姫様よりも今川の姫様の方に使える事にした!  作者: かず斉入道
第3章 駿府の悪役令嬢さま

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第416話 流石静岡、上手いな! (13)

 その小さな仕草に、午後の光が柔らかく反射し、まるで時間が一瞬止まったかのようだった。


「いや……なんでもねぇよ」


 尋ねれば、何かが壊れてしまいそうで、俺はそのまま胸の奥に浮かんだ答えをそっとしまい込んだ。


 この午後の魔法のような時間、この今川館の中庭の静けさも、二人だけの世界を作り出している。


 氏真は俺の沈黙を誤解したのか、急に顔を真っ赤にして、軽く俺の胸を叩いた。


 ツンとしたその仕草に、俺は思わず微笑んだ。彼女のツンデレな照れ隠しが、午後の光に溶け込んで、二人だけの秘密の時間をより鮮やかに彩っていた。


「べ、別に……。あなたがその子だなんて…… 思ってないんだからね!」

「誰も何も言ってねぇよ」

「言いそうな顔してたのよ!」

「してねぇよ」

「してたの!」


 言い合いながらも、 氏真は俺の腕の中から逃げようとはしない。





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