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俺流の徳川家康はこうだ! 未来を知る俺が尽くすならば、同じ悪役令嬢様ならば織田の姫様よりも今川の姫様の方に使える事にした!  作者: かず斉入道
第3章 駿府の悪役令嬢さま

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第414話 流石静岡、上手いな! (11)

──生前の少女の記憶と、 今ここにいる氏真の姿は、 ただの偶然じゃない。


そう思った瞬間、 胸の奥がじんわりと熱くなった。


腕の中の氏真は、まだ俺の着物を掴んだまま、離れようとしない。


いや、離れたくないのだろう。


「……あのさ、氏真」

「な、何よ。そんな声出して……」

「お前、その……昔のその子のこと、もっと覚えてないのか?」

「覚えてないわよ。でも……」


氏真は、俺の胸元に額を寄せたまま、 小さく息を吸い込んだ。


「その子……あなたみたいに、 リフティングが下手だったのよ」

「下手って……」

「でもね、すごく一生懸命で…… 。わらわが笑うと、嬉しそうにして…… 。転びそうになると、こうして──」



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