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第401話 以前と余り変わらない気が? (21)
しかし、前世からの深い縁を持つ氏真は、あっさり了承し、その日から俺のものとなった。
「あなた~、中身はアラサーなんだから、僕って言うな、気持ち悪いですわ~」と。
俺は氏真に悪態をつかれ、僕ちゃん仕様の可愛い竹千代君から、俺仕様の生意気な竹千代へと変わった。
これぞ戦国の世──豊臣秀吉や前田利家、石田光成、淀君と智謀合戦を繰り返し、意地悪な徳川家康さま仕様の俺となった。
今川氏真相手でも、俺はふてぶてしく、強気に名指しで呼べる身分になった。
だが、俺はまだこの今川館で、将来の本物の俺嫁になる瀬名、築山殿とは会っていない。
夕暮れの薄明かりが今川館の中庭を優しく包み込み、緊張の糸はまるで張り詰めた弦のようにピンと震えていた。
風は穏やかに草木を揺らし、朱に染まる空が静かにその場を染め上げる。
(お願い)
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