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第396話 以前と余り変わらない気が? (16)
「ちょ、ちょっと待て! 待ってくれぇえええっ! 泰朝、お前! その目! 目がおかしい! や、病んでいる! 病んでいるからやめろ! マジで泰朝~~~! お前は俺を殺す気かぁあああ!?」
俺は直虎の柄の突きはあまり威力がない……殺す気も怪我をさせる気もほとんど感じない突きだから、あいつの攻撃は受け流している。
だが、朝比奈泰朝の柄の突きには明らかな殺意が宿っている。
俺はうぎゃうぎゃと騒ぎながら必死に避け──
泰朝に「俺の身体に柄の突きをするな!」と吠えるが、嫉妬に狂った奴の目は冷酷そのもの……。
そう、俺は今川家に人質として入っている国人衆のお姉さまや女中のお姉さま達……寂しさに憂い、女盛りの火照った身体を持つ奥方やお姉ちゃん達に狸爺らしくワシワシと襲いかかるところを、泰朝はじっと見つめていたのだ。
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