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第379話 俺の本命様(9)
俺も「は~い」といつものように彼女の元へ歩み寄る。
ギュッ! と、約束のハグ──俺たちの周囲には誰もいない。
ラブコメの女神が降臨し、今川氏真は《《恋の媚薬》》の魔法をかけてくれたらしい。
彼女は優しく俺を抱きしめ、頬や耳に甘いキスを何度も重ねた。
「あなた~、これからは、わらわの胸とお尻だけなら、人目のない時はいつでも、わらわの許可なく触ってもいいですよ……」
今川氏真は、スケベたぬき親父の徳川家康公さまが好みそうな台詞を、大和撫子らしく照れながら囁いた。
彼女はすでに貞操を俺に捧げたが、それでも慎み深く、最後には「もう少し待ってください」と俺の婚姻の告白に返事をくれた。
(お願い)
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