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第381話 以前と余り変わらない気が? (1)
午後の陽射しが絹のように柔らかく降り注ぐ今川館の中庭。緑濃い庭園の木陰では、葉が風に揺れてささやき、小鳥たちが軽やかに歌い交わしている。
苔むした石灯籠の傍らには、鮮やかな色彩の花々が咲き乱れ、時折、遠くの池から跳ねる鯉の水音が静かに響き渡る。
その穏やかな木陰の一角で、俺は両腕を大きく広げ、まるで獲物を狙うタヌキのように、気持ち悪さ満点の笑みを浮かべていた。
そう、この俺さま! 竹千代さまは! スケベそうな笑みを破顔一笑で振りまきながら、若い女中の姉ちゃんを人目に付かない場所へと追い込む。
「もう、若君はやめてください~。いや~ん、いや~ん。いやらしい~」
(お願い)
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