第3話 ちょっと話を遡り、転生した頃の話しだ(1)
よーし! 拙者の過去の物語、ここからが真の始まりにござる!
先ほど、拙者はタコ殿とイカ殿に変じて、《《吉法師姫さま》》へ大胆にル〇ンダイブをかましたでござる!
その後、拙者がどうなったか気になるであろうが、ここからが真の勝負どころにござる。
拙者、《《竹千代》》こと《《徳川家康》》は、異世界ファンタジーのラブコメ王道を往き、過去の記憶を携え、神仏女神の気まぐれにて《《異世界転生》》を果たしたのでござる。
そう、拙者が敬愛する《《戦国三英傑》》の一人にござる。
多くの者は日本の覇王、織田信長公を推し、一番と胸を張って申すであろう。
夢を見せ、夢を掴む男!
まあ、二番目は百姓から天下人へ駆け上がった、猿顔のイケメン男、豊臣秀吉公でござると思う。
しかし、この拙者は一番地味な方にござる!
そう、『鳴かぬならば殺してしまおう、ホトトギス』の織田信長公──。
『鳴かぬならば鳴かしてみせよう、ホトトギス』の、あの派手でいけすかない人たらし男──。
そして腹の中で何を考えているのか分からぬ、拙者の永遠のライバル、《《しょうゆ顔のイケメン男》》、豊臣秀吉公──。
しかし、拙者は苦労人……。ひたすら『エヘッ!』と笑い、耐え忍び、耐えに耐えた……。
『鳴かぬならば、鳴くまでまとう、ホトトギス』の徳川家康公が大好きにござる。
逸話でも、《《戦国三英傑》》の中で一番気が短いとされる竹千代君が、ただ耐え続け、最後に天下を手繰り寄せて天下人となったのが、拙者的には最高で好感度も高い。
だから拙者推しにござる!
まあ、そんな気が短く、あまり戦上手のイメージもない《《竹千代君》》だけど。
拙者が《《竹千代君》》として生まれた頃の話を最初にし、その後、なぜ拙者が若くして前世で死んだのかの話をしたい。
そして最後に、拙者が《《吉法師姫姉》》こと、将来《《あの日の本の覇王》》となる《《尾張の悪役令嬢さま》》へル〇ンダイブした後、どうなったのか、拙者の《《異世界冒険譚》》を語ろうと思う。
まあ、最後まで拙者の異世界冒険譚・ラブコメを楽しみながら、《《俺流の徳川家康公はこうだ》》! の愚痴や不満、嘆きを聞いてほしいでござる。
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