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プロの尾行術

小説の書評が届き

担当さんがつくと

プロになったような

気分になる

自分はとにかく

たくさん書きたい

渾身の力作よりも

独自の世界観を

多くの文章に書き残していきたい

本当の意味でのリアリティがある

表現に技巧の粋を尽くして

いくためには

もっと勉強しなくてはならない

小説を書く前に、調べ物をすることが多い。


 例えば、探偵小説を書こうと思ったときのこと、


「探偵の実態を調べると面白かった」


 と誰かに話した。


「確かにコートを羽織って刑事みたいな恰好をした人が尾行したら一発でバレそうだ」


「電柱の陰に隠れるとか、路地のコンクリート塀の角から顔だけ出して見ているシーンは作り物っぽい」


 これらは刑事や探偵が尾行していることを象徴的に表現しているに過ぎない。


 実際にターゲットを尾行するときには、失敗する確率が高い。


 そういう追いかけ方をしなければバレてしまう。


 上級者になると、ターゲットを追い抜いたり、同じエレベーターに乗り込んで、


「何階ですか?」


 と堂々と聞くらしい。


 またFBI式の尾行術では、ターゲットを追いかけない。


 事前に調べ上げて、行きそうな場所を全て張り込んで待つのである。


 こんなことをされたら見破る術がないだろう。

リアリティとは何か

を考えると

現実に近いことではない気がする

リアリティがあると

感じさせるのは

表現を様式化することも必要ではないだろうか

現実をそのまま突き付けるのではなく

リアリティのある要素を抜き出して

そこを見せるのである

探偵は

しょっちゅう失敗するのもそれだ

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