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【透視チート】会社をクビになった俺、ダンジョン配信でバズって人生逆転する  作者: 音有五角
第三章「新パーティー結成」

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ユーマチャンネルの新たなメンバー、1人目

 影山は部屋へ戻ってから、ユーマの配信を見ていた。

 彼は基本、午後からのスタートだ。そのため、配信開始から視聴できた。

 カメラに映るユーマが、視聴者へ向けて明るく声をかける。


「おっす~。さっそくだが、今日から一緒にパーティー組むかもしれない、マモルさんだ。よろしくお願いします!」


「昨日づけでネオファン専属になった、マモルだ。ユーマチャンネルみなさん、お見知りおきを」


 紹介された男、マモルの年齢は46。身長は180前半と高い。黒髪のショートヘアで、顎髭を短く伸ばしている、渋めなイケオジという雰囲気であった。

 2人がいるのは、Cランクダンジョンだ。遺跡型のダンジョンで、灰色の石壁と石床が通路として広々と伸びている。


『2人候補いるっていってたけど、1人はマモルさんかよ!?』


『マジか』


『誰?』


『しらね』


『勢いあったけど、まだ日が浅いし、大手ではないかも』


『冒険を始めるのに、年齢は関係ない! ってコンセプトのアレか』


『エレメンツと契約解除したって言ってたけど、ネオファン来たのか』


 マモルはエレメンツという中堅企業と専属契約を結んでいた。

 しかし彼のパーティーメンバーは年齢もあって続々と引退していき、やがて1人になり、エレメンツと契約解除をした。

 その後色々あってネオファンと契約し、メンバー候補としてユーマの名が上がった……という流れだ。

 ちなみに前回のマモルのチャンネルは、フォロワー30万人。

 そこそこの有名人であり、Cランクダンジョンへ潜っていた中堅冒険者だ。

 マモルはカメラの前で、簡単に自己紹介をしていく。


「コメントで少し出ているが……前のパーティーでは“高年齢でも冒険者は始められる”をテーマに、アラフォーの新人だけでパーティーを構成していた。だが……まあ当然、みんな年だったからな。色々あって、散り散りになった」


『草』


『まあ、ですよね』


『シンプルに引退とかもいたな』


『マモルさん、辞めてなかったのか』


『やっぱ40代の冒険ってキツいの?』


「人によるだろうな。俺はまだまだやれるし、もっと上を目指しているよ。日々成長を感じている」


『マモルさんよろしく!』


『うーん』


『ネオファンにふさわしいのかねぇ。落ち目なんじゃないの?』


『それ思った』


『ユーマって、長いブランクあって全盛期よりかなり落ちてるけど、かつてはネオファンキングって呼ばれてたのよ』


『ユーマにふさわしいとは思えない』


 コメント欄の空気が悪くなる。

 しかしマモルはこうなることを想定していたようで、慌てずに対応した。


「今はまだ、ユーマくんに不相応な冒険者であると自覚している。結果を残すための努力はするし、足を引っ張るようなら辞める覚悟で挑むつもりだ」


 ユーマがフォローに入った。


「まあまあ、お試しだし、そうカリカリするなって。大体、今の俺はえり好みできる立場じゃねーっての」


『りょ』


『ネオファン契約維持できるといいねぇ』


『地雷感あるな』


『コメントはごちゃごちゃ言うな』


『ユーマ達が決めたことなんだから、見守ろうや』


 微妙な空気感のコメント欄に、このまま雑談しても良くならないだろうと思ったユーマは、話を切り替えた。


「うし。じゃあ、マモル先生。さっそくダンジョン探索といくか!」


「ああ……先生?」


「なんとなく先生っぽいからよ。すっげー年上だし」


「まあ、なんでもいいが。前衛は任せてくれ。マモルという活動名通り、守りには自信がある」


「タンクか。りょーかい。んじゃ、俺は少し後ろに下がって、魔法でダメージソースになるとするか」


 そんな話合いをしつつ、ユーマとマモルはダンジョン探索を始めた。


(ユーマ、ファイトだ)


 影山は内心で、ひっそりと応援している。

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― 新着の感想 ―
こんにちは。 46か…。今話題になってる西川貴教さんだって55なのにあの歌唱力ですし、歳を重ねてもイケるならまだまだ頑張って欲しいですねマモルさん。
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