ネオファンキング
『ナイス!』
『2人共おつ!』
『これは良いコンビ』
『ニキ様~><』
『やったああああ』
湧き立つコメント欄の音声を聞きつつ、ユーマが礼を言いにきた。
「サンキューな、助けてくれて」
「前回助けてもらえたから、恩を返せて良かったよ」
「なにかと縁があるよな~。ガチで赤い運命のなんたらってやつか?」
「……」
「だからなんで引くんだよ!?」
『草』
『ユーマさん……?』
『助かります』
『ユーマとニキ様の組み合わせ……ごくり』
『今のはユーマが悪いってか、キショいだろwww』
『やっぱ両方いける人なのかな』
「ちげーよ!? なんだよ、キショいって。ひでーなぁ。てか、久しぶりにすげー勢いだな、コメント」
ユーマが携帯を取り出す。ユーマのチャンネルの接続数が、27006になっていた。
『でも、今回はもってたね』
『久々にネオファンキングらしかった』
『ネオファンキング復活!』
『ニキと組めてるのも運が良いよな』
『この調子で復調してくれ!』
ユーマは笑みを浮かべた。ネオファンキングだなんて、ずいぶんと久しぶりに言われたと、そう思ったのだ。
彼は影山の肩をポンと軽く叩いた。
「本当、サンキューな。お前のおかげで、俺もちっとは前へ進めたみたいだ」
「……? どういたしまして」
よくわからないが、相槌は打っておく。
そして報酬分与のため、ドロップアイテムのところまで2人で向かった。金色の魔石と、金色の毛皮が落ちている。
「さて、と。報酬は半分でもいいか?」
「半分も貰っていいのか」
「当たり前だろ、与ダメはほぼお前だし。んじゃ、オペレーター。受付の方へデータを送っておいてくれ」
ユーマのオペレーターが手続きを済ます。
2人で討伐した映像も残っているし、こういったケースは原則平等に分与することになる。
そして受付へ事前に分与するドロップアイテムを申請すれば、自動的に査定時に報酬がスムーズに分けられるという流れだ。
「ブラックバートみたいに、良いアイテムだと嬉しいな」
影山の言葉に、ユーマがこくりと頷いた。
「だな! 楽しみだぜ! ……ああ、それと」
ユーマは右手を上げた。
「ニキ、ハイタッチ!」
「うん」
影山はハイタッチに応える。
パン、と心地いい音がした。
★
探索者速報掲示板
550 名前:名無しさん
【速報】壁破壊ニキ&ユーマ、エクストラ・モンスター撃破
551 名前:名無しさん
久々に活き活きとしたユーマが見られて良かった
552 名前:名無しさん
ずっと元気なさそうだったしね。ニキとも合うのかも
553 名前:名無しさん
さっそく腐女子ファンからネタにされているな
554 名前:名無しさん
ホモォ
555 名前:名無しさん
このファンが勝手にカップリングする文化、速く消えてくれねぇかな
配信者がエゴサした時、気まずくなるだろ
そもそもおもろくないし
556 名前:名無しさん
なお、毛皮は完全鑑賞アイテムだったので、渋ドロップだった模様
557 名前:名無しさん
マ?
558 名前:名無しさん
ユーマ、SNSであらぶってたね
559 名前:名無しさん
観賞用の金ピカ毛皮とか、クソドロップやん(笑)
560 名前:名無しさん
ドンマイ、ユーマ
561 名前:名無しさん
やはり元ネオファンキングか……
562 名前:名無しさん
運なんて後からついてくるさ
俺はユーマもニキも、応援してるぜ!
563 名前:名無しさん
ネオファンキング、復活!
564 名前:名無しさん
ニキとユーマ、組まないのかな。意外と良い感じだと思うんだけど
565名前:名無しさん
ユーマは2人、候補が出ているらしいな
新たなパーティ作って、新スタートって感じ
566 名前:名無しさん
ありゃ。ニキ以外となのか……残念
567 名前:名無しさん
別にニキと組まないわけじゃないだろ
現にSNSじゃ”いやー、これでニキも加われば完璧だな~”とか言っているくらいだし
568 名前:名無しさん
まあ、見守っていこうや
569 名前:名無しさん
これからどうなっていくか、期待!




