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【透視チート】会社をクビになった俺、ダンジョン配信でバズって人生逆転する  作者: 音有五角
第二章「ネオファンキング、誕生」

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輝いていた頃

 ここ最近のユーマの配信は、人が少なくなり始めていて、接続数は4150まで落ちていた。

 原因は明らかで、出もしないエクストラ・モンスターを延々と追いかけているからだ。


『もう出ないって』


『あれから情報も出てないんだよ』


『あんなクソ目立つモンスターなのに情報1つだけとか、おかしい』


『幻みたいなエクストラ・モンスターだったんだよ』


『諦めろ』


「いーや、まだ諦めねーよ」


『ムキになってんな』


『昔を取り戻したいのかね』


『まあ、全盛期は勢いあったからね』


『ネオファンキング時代かぁ』


(その通りだよ。俺はまだ、“もってる”って信じてんだよ)


 平原を歩きながら、ユーマは思う。

 ネオファンキング……いや実際は、もっとフォロワーが多い人はいたし、レベルももっと上がいた。

 だけど当時のユーマは、勢いのある探索者であった。だから将来的に、トップに立てるのではないかという期待があったのだ。

 高いルックスに、才能を感じさせる戦闘センス。

 それに加えて珍しいモンスターに運よくめぐり合ったりと、なにかを“もって”いた。


「あの頃は良かったよなぁ……」


 つい、口にしてしまう。


『昔のが楽しかった?』


「まーな。けど、ちょっと調子には乗ってたかもな~。結構、配信あるあるだと思うぜ?」


 NTRされたユーマだが、ユーマ自身に原因がないわけではなかった。

 ユーマは欲望を素直に言うタイプで、配信でたびたび“探索者で一番モテて、一番金持ちになりてぇ”と発言していた。

 軟派なタイプのキャラで、冗談半分で女の子を口説くことも多い。

 それに加えて波に乗っていて、なおかつイケメンだったので、ちゃんとモテていた。

 ただ、浮気をしたことはない。。

 しかしそういった要素が、付き合っていた彼女の不安や嫉妬の積み重ねに繋がった。やがてつけこまれて、長期的なチョメチョメでもってNTR……というわけだ。

 なんともリアルというか、生々しいタイプである。

 調べてみると、有名なカップル系動画配信者で似たようなケースがあるらしく、仕方ないのかもと割り切る気持ちも生まれた。


『NTRのことかい』


『浮気してないんだから、向こうが悪いけどね』


『ユーマをキープしながらはよくない』


『匂わせとか散々してたじゃん、あいつら』


『しかもデキ婚だし』


「いやまあ、あいつのことは庇っていないが」


『庇ってるよ』


『ユーマの言い分はわかるし、良い所だけどね……』


『前とは変わって、女性嫌いになって、パーティーもコラボも少なくなって、明らかに引きずっているやん』


『みんなお前が心配なんやで』


「うぐっ。なんかありがてーような、なさけねーような……まあけど、サンキューな。あーあー、エクストラ・モンスターでねぇかな! 派手なイベントが欲しいぜ!」


 あの時からずっと、過去に縛られているような気がしたのだ。

 フォロワーの数だって、当時を取り戻せていない。

 なにか勢いのつくイベントに辿り着いて、再ブレイクしたい。そうすることで気持ちを切り替えたい。

 それがユーマの心情であった。


『空』


『なんか、光ってない?』


『上、上!』


「あん? なんだよ……って!?」


 ごおおおおおお、という轟音と共に空に金色の魔法陣が浮かぶ。

 瞬間――そこから、金色の大きな狼が飛び出した。

 どすん、と大きな地響きと共にその全容が明らかになる。

 威風堂々とした気高い金色の毛並み。美しいクールな顔立ち。鋭く大きな牙と爪。

 その全長は3メートルを超えていた。


「き……キタァァァァ!」


 ユーマは歓喜の声を上げた。

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そのNTRしたやつとその彼女に天罰食らわせてくれ
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