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【透視チート】会社をクビになった俺、ダンジョン配信でバズって人生逆転する  作者: 音有五角
第二章「ネオファンキング、誕生」

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83/111

( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

「たすけて」


「っ!?」


「TASUKETE」


 なおも人の声を出すゾンビは、たすけてと言いながら、俊敏な動きを見せた。

 一気に影山へと距離を詰めて、腰を落とし、お腹めがけて右ストレートを放つ。

 最初の動きがゆったりとしていただけに、意表を突かれた。

 それでも影山はその場で左へステップし、体をひねって回避。

 すれ違いざまに透視スキルを起動し、俊敏ダウンの右足を狙った。

 素早い一閃。だが、ゾンビはめざとくそれに反応し、バックステップ。

 影山と距離を離し、警戒したようにじっとこちらを観察し始めた。


『すぐ下がったな』


『カウンターを全力で警戒してる……』


『ホラーなゾンビのくせして、慎重だな』


『ニキのスキル警戒してるのか』


『実際、距離とるのが正解だからな……』


 ベーシックマガジンで射撃をするも、ゾンビは軽快な動きで弾丸を回避。

 そうしている間に、透視スキルの制限時間がきた。

 ゾンビはじりじりと影山と距離をとったまま、なにも仕掛けてこない。

 遠距離攻撃の手段はないのだろう。


「tasukete」


(うむ。なにかを察したのか、慎重な立ち回り。だけど、時間を稼げるのはありがたい)


 影山も射撃をして牽制しつつ、ゾンビへは近づかなかった。

 俊敏の高いモンスターだ。それに攻撃の動きも鋭い。

 そのまま透視スキル再発動の時間を稼いだあと、マガジンを切り替えた。


「――カートリッジ、スイッチ」


 ショットガンマガジンへと変更。

 ゾンビへと距離を詰めた。

 警戒する動きを見せるが――近距離で放たれた、魔力の散弾には対応できず。

 細かな弾丸がゾンビの体表を削り、大きなダメージを与えた。


「たす、たす、けて」


「ダメです」


 痛みによって動きが鈍った瞬間を見逃さない。

 透視スキルを起動し、胸の中央にある“線”へ向けて、ウォールブレイカーを突きさす。

 金色の刃の先端が、ゾンビの胸を貫いた。

 ゾンビが右拳を突き出すも、影山はすぐさま剣を引き抜いて後退。

 最後の反撃も届かず、壁破壊二キの勝利となった。


「タスケテTASUKETEたすけて」


 ゾンビは不気味に声を発しながら、消えていく。

 やがて現れたのは、紫色の宝箱であった。

 そしてシステム音が、影山の成長を告げる。

 全身に熱い力が駆け巡った。


『――影山 光のLVが18へ上昇しました。HP+30 MP+11 攻撃+11 防御+12 魔力+11 精神+12 俊敏+16』


 影山 光 LV17→18


 HP 269→299

 MP 111→122

 攻撃 107→118

 防御 122→134

 魔力 108→119

 精神 120→132

 俊敏 193→209


『――透視スキルのLVが5へ上昇しました』


 透視 LV4→5

 あらゆる現象・物体の欠点を分析し、可視化する。

 また、発動中は背後の視覚情報を得ることができる。

 クールタイム“10→9”秒。効果時間は“4→5”秒。


 しかしその成長の余韻に浸ることは、できなかった。

 室内に――響き渡る。

 男か、女か、若者か老人かもわからない人間の、不気味な笑い声が。










「い゛ひ゛ひひぃ~~~~~~! ほほほほほほ、ほはぁ、ほっ、ほっ、ほっ、くくくくくっ、くっ、くぅっ、くいぃぃぃぃぃ!!! アヒャ、アヒャひゃひゃ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ひひひひひひひひぃ~~~~~~~~~~~、wwwwwwwwwwwwwwwwww、wwwwwwwww、あははははハハハハハハハハハハハハハハハぁあああああああぁぁぁぁぁぁぁ↑↑↑↑↑~~~~~~~~~~~~~!!!」

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