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【透視チート】会社をクビになった俺、ダンジョン配信でバズって人生逆転する  作者: 音有五角
第二章「ネオファンキング、誕生」

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73/111

LV15

 翌日の10時。

 少し眠気の残る頭で体操をしつつ、配信を開始した。


『きちゃ』


『おはよう、二キ!』


『おっすおっす』


『フォロワー60万人突破おめ!』


『勢いすごいねぇ』


『近い内に100万突破するだろうね』


「ありがとうございます」


 影山は短く言って、移動を開始した。


「ニキさん、ちょっと眠そう。昨日の夜なにしてたの?」


『それ私も思った』


『女の匂いがする』


『オペちゃん声低いんだが』


『なんか初手修羅場で草』


『お? 浮気か?』


 影山は飛ぶように走りつつ、首を横に振った。


「ち、違うよ。ちょっと動画を見ていただけで」


「ふーん。いいけど~、べつに」


『ニキ様怪しい』


『ニキ、新しい推しが出来たりして』


『まあ、前の子引退したって話だしなぁ』


『乗り換えか……』


(ち、違うよ。引退の在庫セールのグッズポチったりしたけど、違うよ)


 冷や汗をかく影山。

 そして昨日と同じポイントへ到着し、床を破壊していた頃、コメント欄に別の動きが出た。


ユーマ『おつかれさまです』


『うわぁ……』


『必死すぎ……』


ユーマ『あいさつしただけだろ! べつに勢いあるやつの配信に顔出して、登録者伸ばそうってわけじゃねーよ!』


「ユーマ、おはようございます」


 あいさつしつつ、罠を突破して進んでいく。


ユーマ『アーカイブも見たが、本当に規格外なやつだな……』


ユーマ『レベル10超え出すと、上がるのに時間かかるのになぁ』


ユーマ『上昇値10超えがコンスタントってのも、初めて見るし』


『すごいよね』


『まあ、最初が低かったから』


『努力の結果!』


『二キ様が頑張り屋だからです♥』


『戦闘経験や肉体鍛錬が関係するとも言うしね』


 影山が罠を起動させ、華麗に狩りを始めていく。

 動きに慣れたこともあって、ズバズバと流れ作業のようにタトゥー・バジリスクを倒していく。

 その光景にユーマはため息をついた。


ユーマ『俺も頑張るか……配信しねぇと……おつ』


『萎えてて草』


『がんば』


 連日同じ狩りだと視聴者が減るかと思ったが、同時接続数は27850。特に落ちているわけでもなかった。

 しかしレベルアップのペースは急激に落ち、1回で3体撃破しているハイペースだが、アナウンスが告げられたのは16時であった。


『――影山 光のLVが15へ上昇しました。HP+26 MP+10 攻撃+11 防御+12 魔力+11 精神+12 俊敏+15』


 影山 光 LV14→15

 HP 189→215

 MP 81→91

 攻撃 74→85

 防御 86→98

 魔力 75→86

 精神 84→96

 俊敏 147→162


「……あれから強くなったので、奥のボスに挑んでみます」

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